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  • 2026年08月25日

JWCADとは?それぞれの特徴やメリットを解説

図面・申請業務
JWCADとは?それぞれの特徴やメリットを解説


JWCADは、数あるCADソフトの中でも特に人気の高い2DCADソフトです。建設現場を中心に実際の業務で使われている本格的なCADでありながら、完全無料で利用でき、インターネット上の情報や書籍を使って独学でも習得できます。

本記事では、JWCADの機能性や導入メリット、ダウンロード、設定などについて詳しく解説します。JWCADの基本的な使い方を網羅していますので、これからJWCADを始めたい人やAutoCADなどと比較検討したい方はぜひご覧ください。

執筆:プラスバイプラス編集部

建設業向けCADや原価管理システムの開発・提供を通じて、現場の業務効率化を支援しています。 日々の業務の中で出会うお客様の声をもとに、図面作成・申請業務・積算・見積り・原価管理などに 関する実務知識を蓄積し、正確で実践的な情報発信を行っています。

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監修:室田茂樹
株式会社プラスバイプラス 代表取締役

2000年の創業以来26年にわたり、建設業・設備工事業者向けの専門ソフト開発・普及を牽引し、電気工事・水道工事・施工管理・原価管理の各領域に特化したソフトウェアとサポート体制を全国に展開し、業界のDXを支援し続けている専門家。

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JWCADについて知りたい内容に応じて、以下の記事も参考にしてください。

JWCADを導入するか検討している方
JWCADのメリット・デメリットや向いているケース
操作方法を知りたい方
基本設定から図面作成までの操作方法
Excel・PDF・DXFなどを扱いたい方
JWCADのデータ連携・変換方法
JWCADで問題が起きている方
よくあるトラブルの原因と解決方法
給排水の申請図面を作成したい方
JWCADを使った給排水申請図面の作成方法
 

JWCADとは?

JWCAD(Jw_cad)は、Windowsで動作する無料の2次元汎用CADソフトウェアです。清水治郎氏・田中善文氏が開発し、フリーソフトとして公開されています。

パソコン上で平面図・立面図・断面図・設備図など多彩な図面を作成できることが特長で、建設・電気・水道・空調・設備工事など幅広い建設業種で広く利用されています。

無料でありながら、線の描画・図面枠作成・レイヤー管理・寸法線・曲線など本格的な製図機能を備え、中小規模の建設・設備工事業者を中心に日本国内で最も普及したCADソフトのひとつです。

 

JWCADの機能性

JWCADには、建築・設計の図面作成や編集を中心に便利な機能が充実しています。ここでは、JWCADの代表的な機能を紹介します。

 

クロックメニュー

クロックメニューとは、時計の形状をしたJWCAD独自のショートカットメニュー機能です。JWCADの画面に表示されている線または点上で、マウスの左ボタン(右ボタン)を押しながらドラッグすると、時計の文字盤のような円形とコマンド名が表示されます。

時計の文字盤に沿うように、1時、2時、…とマウスを移動させるとコマンド名が変化します。希望するコマンドが表示されたら、マウスを離すとコマンドが実行される仕組みです。

クロックメニューを使えば、マウス操作のみで作図することもできます。また、コマンドは自由に変更可能で、自分で使いやすいようにカスタマイズできる点も特徴です。

 

建具や設備の作図機能

JWCADには、建具や設備の作図に有利な機能が豊富に搭載されています。「建具平面」「建具立面」「建具断面」といったコマンドを使うことで、平面図や立面図、断面図も効率よく作成することが可能です。

建具の登録が可能なため、使用頻度の高い建具の平面図や立面図、断面図を作成し、登録しておけば作図時間の短縮につながります。

 

2.5D機能

2.5D機能(2.5Dコマンド)は、建築パースのような立体図面を作成する機能です。2.5D機能を使って、平面図に高さを、立面図に奥行きと位置をそれぞれ設定すれば、鳥かん図(鳥の目線のように建物を斜め上から見下ろした図面)、アイソメ図、透視図をワイヤーフレームで作成できます。

 

柱と梁や壁の包絡処理

包絡処理コマンドを使うことで、マウスで囲うだけで柱、梁、壁の包絡処理が簡単に行えます。包絡処理コマンドは、マウスで指定した範囲内の線の交点を認識し、輪郭だけを残してくれます。必要のない線を瞬時に削除でき、図面作成の効率化に役立ちます。

JWCADの機能を使って図面を作成する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
基本設定から図面作成までの流れを解説
 

JWCADを使うメリット

JWCADを使うメリットとして、主に以下の点が挙げられます。

 

完全無料で利用できる

JWCADは、完全無料でダウンロードでき、商用利用に対応しています。無料でありながら、有償ソフトに劣らないほど多くの機能を備えており、建築分野以外にも土木、機械、製造など幅広いジャンルで導入されています。

コストを抑えて業務効率化を図ることができるため、経費や初期コストを削減したいと考えている小規模事業者にとってメリットが大きいでしょう。

 

操作性が高く簡単&スピーディに作図できる

JWCADはクロックメニューやコマンドなどにより高い操作性を実現しており、簡単に素早く図面を作成できます。パソコン操作やCADソフトに不慣れな人にとって、新しいソフトを覚えることは大変に感じられるかもしれません。

JWCADなら、シンプルな操作ですぐに作図に取りかかれるため、短時間で覚えられるでしょう。また、建築系の専用コマンドも豊富で、図面作成における作業の効率化も見込めます。

 

インターネットや書籍、動画などで情報を得られる

JWCADはフリーソフトであり、有償サポートは提供されていませんが、公式サイトの情報交換室にて幅広い情報を閲覧できます。細かな使い方のコツやトラブルの対処法など、必要な情報をすぐに調べて解決することが可能です。

また、ユーザー向けの掲示板で質問をすると、他のユーザーが答えてくれる可能性が高く、疑問を解決しながら利用できるでしょう。JWCADに関する書籍や動画も今では多くリリースされており、必要な情報を検索できる環境が整っています。

JWCADには無料で利用できることや情報を得やすいといったメリットがある一方、基本的には自分で操作方法を習得する必要があるなど、導入前に確認しておきたい点もあります。

JWCADのメリット・デメリットや、どのような人に向いているかについては、JWCADを使うメリット・デメリットや向いているケースで詳しく解説しています。

 

JWCADのダウンロードの方法

JWCAD公式サイトのダウンロードページから、Windows版を無料でダウンロードできます。Mac版も有志の「JWCAD for Mac」より入手可能です。

公式ダウンロードページから最新版を選択すると、インストーラーのダウンロードが開始されます。ダウンロードした.exeファイルを実行し、インストールウィザード画面が表示されたら「次へ」を選択します。

「使用許諾契約の条項に同意します」にチェックを入れ、インストール先に任意の場所を設定したら、「インストール」ボタンをクリックします。インストールの完了画面が表示されたら、パソコンを一度再起動し、JWCADを立ち上げて使用します。

JWCADのダウンロード方法は以下の記事で詳しく解説しています。
JWCADの具体的なダウンロード方法解説
 

JWCADの基本設定

JWCADの基本設定について押さえておきましょう。
インストール後に確認しておきたい環境設定や画面設定については、JWCADの初期設定で詳しく解説しています。

 

画面上の機能

  • メニューバー:操作コマンドが表示される
  • ツールバー:操作コマンドのボタン
  • コントロールバー:長さや角度などの情報を入力する
  • レイヤバー:レイヤの切り替え、表示・非表示の切り替え
  • レイヤグループバー:レイヤグループの切り替え
  • 図面設定バー:図面用紙サイズや尺度などの設定
  • ステータスバー:コマンドのガイド表示
 

基本操作

  • 左クリック:選択
  • 左ドラッグ:クロックメニュー
  • Shift+左ドラッグ:作図ウィンドウの平行移動
  • 右クリック:近くの読み取り点の自動選択
  • 右ドラッグ:クロックメニューの実行
  • 両クリック:作図ウィンドウの表示位置変更
  • 両ドラッグ:作図ウィンドウの拡大・縮小
  • マウスホイール:作図ウィンドウの拡大・縮小(基本設定にて設定が必要)
メニューバーの「設定」内、「基本設定」「一般(2)」を開き、「マウスホイール」にチェックを入れると上記の設定ができます。
 

対応ファイル形式

JWCADは以下のようなファイル形式に対応しています。
  • DXF形式:AutoCAD
  • JWC形式:JWCADのDOS版
  • JWW形式:JWCADのWindows版
  • SFC形式:ISO国際規格STEP/AP202の標準CADフォーマット
  • P21形式:建設CALS/ECで定める国際的に利用可能なフォーマット
JWCADは他のソフトとのデータ連携も多く発生します。
ExcelやPDF、DXFなどとのやり取りについては、以下の記事で詳しく解説しています。
JWCADのデータ連携・変換まとめ
 

JWCADの使い方

JWCADの基本的な作図手順は以下の通りです。
  1. 基本コマンドで図形を描写する
  2. 編集コマンドで図形を調整する
  3. 寸法を配置する
前述した機能や基本操作を使いながら、線や図形を描いていきます。
例えば、線コマンドで線を描く際には「水平・垂直」にチェックを入れ、有効にしておくと簡単に図面で使う実線を描写できます。また、円コマンドでは、先に半径を数値で指定した後、右クリックで中心点を選択すると自動で円形が表示されます。
JWCADで図面を書いていく方法は多数あり、特に決まりはありません。インターネット上の情報や書籍、動画などを参照して、自分が使いやすいやり方を見つけていくと良いでしょう。
JWCADを使った図面作成の基本的な流れは、JWCADの基本的な図面の書き方で解説しています。
特に平面図を作成したい方は、JWCADで平面図を書く方法も参考にしてください。

 

JWCADで給排水の申請図面を作成する場合

JWCADは、給排水設備工事で提出する平面図や立面図、縦断面図などの申請図面作成にも利用できます。通常の作図操作に加えて、申請に必要な図面の種類や記載内容を理解しておくことが重要です。

給排水の申請図面を作成する流れやポイントについては、JWCADで給排水の申請図面を作成する方法で詳しく解説しています。

 

JWCADでトラブルが起きた場合

JWCADを使用していると、図面を印刷できない、ファイルを開けない、文字化けする、画像が表示されないなどの問題が発生することがあります。原因は設定やファイル形式、利用環境など症状によって異なります。

よくある症状ごとの原因と対処方法は、JWCADのトラブル解決まとめで詳しく解説しています。

 

まとめ

JWCADは、商用利用が認められている完全無料の2D汎用ソフトです。建築分野でよく使用する機能を中心に多くの機能が搭載されており、土木や機械、アパレルなどさまざまなジャンルで導入、活用されています。Windowsだけでなく、Mac用のソフトも有志により提供されており、無料ダウンロードが可能です。
クロックメニューや包絡処理など、JWCAD独自の機能を使いますが、基本的な操作はシンプルな上、公式サイトの掲示板や書籍、動画など多くの情報が公開されているため、検索しながらマスターできるはずです。
初めてCADソフトを扱う人にとっては、自分でゼロからCADの使い方を習得していくとなると大変なこともあるでしょう。
プラスバイプラスのCADソフト「plusCAD水道V」、「plusCAD電気αは、水道工事や電気工事などの図面作成、編集に役立つ支援ソフトです。
図面機能だけでなく、工事に必須の申請書類の作成機能が充実しており、業務効率化を促します。利用できるサポートの種類も豊富で、スムーズな導入が可能ですので、CADソフトの活用をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。

 

JWCADについてよくある質問

JWCADとAutoCADの違いは?

JWCADとAuto CADには、価格や機能などいくつかの違いがあります。まず、JWCADは完全無料で入手、利用できるのに対し、Auto CADは有償です。Auto CADの無料トライアルは利用できても、正式にダウンロードし利用するためには月額または年額での契約が必要です。
次に、機能面では、JWCADはカスタマイズ可能なクロックメニューを搭載しており、Auto CADは右クリックメニューやキーボードのショートカットをカスタマイズして使います。また、2.5D機能による簡単な作図はJWCADでのみ利用可能です。
さらに、JWCADは用紙サイズや縮尺を設定して作図するのに対し、Auto CADは原寸大で作図する必要があります。両方のソフトを活用する場合には、サイズ感や設定に注意が必要です。
 

JWCADを習得する方法は?

初めてJWCADを利用する人にとっては、全体像を掴むために書籍が役立つ場合があります。イラスト付きの解説書を読むことで、どういったCADソフトなのか、何ができるのかといった基本的な情報から、作図に最低限必要な操作まで一通り押さえることができます。
使い始めてから特定の機能や操作で迷うことがあれば、公式サイトの情報や掲示板を活用しましょう。JWCADを使っているユーザーから情報を得て、効率的に問題を解消できる可能性があります。
JWCADは独学でも習得できると言われますが、自分だけでは勉強することが難しいという場合は講座を検討してみましょう。JWCADを基礎から学べるオンラインレッスンや通信講座などが多くの企業から提供されています。
 

JWCADは本当に無料で使えますか?

はい、JWCADは完全無料で使用できます。公式サイト(jw-cad.co.jp)からダウンロードでき、ライセンス料・月額費用は一切かかりません。ただし、公式サポートはなく、操作方法の習得はユーザー自身で行う必要があります。サポート付きのCADソフトをお探しの場合は、plusCADシリーズをご検討ください。

 

JWCADは建設業・設備工事業以外でも使えますか?

はい、JWCADは汎用CADソフトのため建設・設備工事以外の業種でも利用されています。ただし、機能面では建設・土木・設備工事向けの図面作成に特に優れており、日本国内ではこれらの業種での普及率が最も高い状況です。製造業・インテリアデザイン・機械設計にも対応できますが、業種専用ソフトと比較して機能が限られる場合があります。

 

 

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