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  • 2026年06月30日

工事台帳テンプレートを無料ダウンロード|Excelで使える書き方・使い方を解説

現場管理・業務管理
工事台帳テンプレートを無料ダウンロード|Excelで使える書き方・使い方を解説

工事台帳は、建設業における正確な原価管理と利益把握に不可欠な書類です。
本記事では、すぐに使える計算式入りの工事台帳テンプレートを無料でダウンロード提供します。
このエクセルテンプレートを活用することで、誰でも簡単かつ正確に工事ごとの収支管理を始められます。

また、テンプレートの具体的な書き方や使い方、さらにはExcel管理の注意点まで詳しく解説するため、初めての方でも安心してご利用いただけます。

監修:プラスバイプラス編集部

建設業向けCADや原価管理システムの開発・提供を通じて、現場の業務効率化を支援しています。 日々の業務の中で出会うお客様の声をもとに、図面作成・申請業務・積算・見積り・原価管理などに 関する実務知識を蓄積し、正確で実践的な情報発信を行っています。

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工事台帳テンプレートとは?役割や管理できる内容を解説

工事台帳は、個別の工事に関する収支を明確にするための重要な管理帳票です。
テンプレートを利用すれば、専門的な知識がなくても、必要な項目を埋めるだけで簡単に作成できます。
ここでは、工事台帳の基本的な役割や、テンプレートを使ってどのような情報を管理できるのかを解説します。
工事台帳について、作成目的から経営に活かす方法まで「工事台帳とは?【2025年法改正対応】作成目的から経営に活かす方法」で詳しく紹介しています。

工事台帳テンプレートとは

工事台帳テンプレートとは、工事ごとの原価と利益を管理するために、あらかじめ必要な項目や計算式が設定された雛形ファイルのことです。
多くはExcel形式で提供されています。
工事台帳そのものは、一件ごとの工事にかかった費用(材料費、労務費、外注費、経費)と、その工事の請負金額を記録し、最終的な利益を算出するために作成されます。

サンプルとして提供されるテンプレートを活用することで、作成の手間を大幅に削減し、経営状況の正確な把握や税務調査、経営事項審査への備えができます。

工事台帳テンプレートで管理できる項目

工事台帳テンプレートでは、一つの工事に関する収支情報を一元的に管理できます。
主な管理項目は以下の通りです。
まず、工事名、工事場所、施主名、工期といった「工事の基本情報」を記録します。

次に、受注した「受注金額」を記入し、売上の基準とします。
そして、工事で発生した「原価」を材料費、労務費、外注費、経費の4つの区分に分けて詳細に記録します。
これらの情報をもとに、請負金額から原価の合計を差し引くことで、工事ごとの「粗利益」が自動的に算出される仕組みになっています。

工事台帳テンプレートが役立つケース

工事台帳テンプレートは、特に「どんぶり勘定」から脱却し、正確な経営判断を行いたい場合に役立ちます。
例えば、複数の工事を同時に進めている場合でも、テンプレートを使えば各案件の収支状況を個別に把握でき、どの工事が利益を生んでいるのか、あるいは赤字になっているのかが一目瞭然です。

また、個人事業主や小規模な事業者にとっては、高価な専門ソフトを導入することなく、手軽に原価管理を始められる点が大きなメリットです。
さらに、将来的に建設業許可の取得や経営事項審査を検討している場合、証拠書類として工事台帳の提出が求められるため、早期から作成しておくことが重要です。

無料で使えるおすすめの工事台帳テンプレート

工事台帳を初めて作成する方や、手軽に原価管理を始めたい方のために、無料で利用できるExcelテンプレートを用意しました。
計算式が組み込まれているため、数値を入力するだけで自動的に利益が算出され、手間がかかりません。

ここでは、そのテンプレートの特徴やダウンロード方法について解説します。
エクセルで工事台帳を作成する方法については「工事台帳をエクセルで作成する方法|無料テンプレートと使い方」で詳しく紹介しています。

プラスバイプラスの工事台帳テンプレートがおすすめな理由

おすすめする工事台帳テンプレートは、実用性と使いやすさを重視して作成されています。
誰でもすぐに無料でダウンロードして利用できる点です。
また、原価項目を入力すると粗利が自動で計算される計算式が組み込まれているため、Excelの高度な知識がなくても正確な収支管理が可能です。

デザインはシンプルにまとめられており、自社の運用に合わせて項目をカスタマイズすることも容易です。
建設業の実務に必要な項目が網羅されているため、ダウンロード後すぐにご活用いただけます。

工事台帳テンプレートで管理できる内容

このテンプレートでは、建築工事一件ごとのお金の流れを詳細に管理できます。
管理できる主な内容は、工事の基本情報(工事名、施主名、工期など)、請負金額、利益、そして原価です。
原価については、資材の購入にかかった「材料費」、自社スタッフの人件費である「労務費」、協力会社への支払いである「外注費」、現場事務所の光熱費や交通費などの「経費」の4つに分類して入力します。

これにより、工事全体の収支だけでなく、何にどれくらいのコストがかかっているのかを詳細に分析し、次の見積もり作成やコスト削減の検討に活かせます。

工事台帳テンプレートのダウンロード方法

テンプレートのダウンロードは非常に簡単です。
指定されたダウンロードリンクまたはボタンをクリックするだけで、Excelファイルがご使用のコンピュータに保存されます。

ダウンロードが完了したら、ファイルを開き、まずは「名前を付けて保存」からファイル名を変更して保管してください。
これにより、元のテンプレートを原本として残したまま、案件ごとにファイルを複製して使用できます。

工事台帳テンプレートの使い方と記入方法

テンプレートをダウンロードしたら、次はその使い方と具体的な記入方法を理解しましょう。
正しい手順で情報を入力していくことで、工事の収支状況を正確に把握できます。

ここでは、基本的な情報の入力から利益の確認まで、5つのステップに分けて分かりやすく解説します。

① 工事の基本情報を入力する

最初に、どの工事に関する台帳なのかを明確にするための基本情報を入力します。
テンプレートの上部にある「工事名」「工事場所」「施主名」「工期」などの欄を埋めてください。
これらの情報は、後から台帳を見返した際に、案件を特定するための重要なキーとなります。

特に複数の工事を同時に管理している場合は、正確に記載することが不可欠です。
工事番号など、社内で管理している識別番号があれば、それも併記しておくと管理がさらにしやすくなります。

② 受注金額を入力する

次に、その工事で施主と契約した金額、つまり売上となる受注金額を入力します。
この金額が利益計算の基礎となるため、契約書と相違がないように正確に記入してください。
テンプレートによっては税込・税抜の入力欄が分かれている場合がありますので、自社の経理方式に合わせて統一した形式で入力することが重要です。

追加工事や契約内容の変更があった場合は、その都度この金額を修正し、最新の状態を保つようにします。

③ 原価(材料費・労務費・外注費など)を入力する

工事の利益を正確に把握するため、発生した原価を詳細に入力します。
原価は主に「材料費」「労務費」「外注費」「経費」の4つに分類されます。
それぞれの項目に、日付、内容、金額などを記録していきましょう。

例えば、材料費であれば「〇月〇日A建材鋼材〇〇円」、労務費であれば「〇月〇日B作業員8時間〇〇円」のように具体的に記載します。
領収書や請求書と照合しながら、漏れなく入力することが正確な原価管理の鍵です。

④ 入金状況・支払状況を管理する

請負金の入金や、材料費・外注費などの支払い状況を記録することで、会社の資金繰り管理に役立ちます。
テンプレートに「入金日」や「支払日」といった欄があれば、実際にお金が動いた日付と金額を記入しましょう。
これにより、未入金の売掛金や未払いの買掛金がどれくらいあるかを常に把握できます。

特に資金繰りが重要となる小規模事業者にとっては、キャッシュフローを安定させるために欠かせない管理項目です。

⑤ 利益を確認し定期的に更新する

原価の入力が進むと、テンプレートに設定された計算式によって、受注金額から原価合計が差し引かれ、現在の粗利益が自動的に算出されます。
工事期間中は、定期的にこの利益額を確認し、計画通りの利益が確保できているかをチェックすることが重要です。
もし利益が想定より低い場合は、原因を分析し、コスト削減などの対策を講じる必要があります。

工事が完了した時点だけでなく、進捗に合わせて情報を更新し、リアルタイムで収支状況を把握する習慣をつけましょう。

工事台帳テンプレートを使う際の注意点・デメリット

無料のExcelテンプレートは手軽で便利な一方、運用する上でいくつかの注意点やデメリットも存在します。
これらの課題をあらかじめ理解しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、より効果的にテンプレートを活用できます。
特に複数人での利用や案件数の増加に伴い、問題が顕在化しやすくなります。
工事台帳を手書きで管理する方法と課題については「工事台帳を手書きで管理する方法|必要項目と案件増加時の課題」で詳しく紹介しています。

入力ルールを統一する

複数人で同じテンプレートを編集する場合、入力ルールを事前に統一しておくことが非常に重要です。
例えば、勘定科目の名称(例:「車両費」と「燃料代」)、日付の書式(西暦か和暦か)、金額の税抜・税込の扱いなどを明確に定めておかないと、後でデータを集計・分析する際に不整合が生じます。
誰が入力しても同じ品質のデータが蓄積されるよう、簡単なマニュアルを作成し、関係者全員で共有するなどの対策が求められます。

更新漏れ・入力漏れを防ぐ

Excelでの管理は手入力が基本となるため、どうしても更新漏れや入力漏れといったヒューマンエラーが発生しやすくなります。
現場作業で多忙な場合、経費の入力を後回しにしてしまい、そのまま忘れてしまうケースは少なくありません。

一つの入力漏れが、最終的な利益計算のズレにつながり、正確な経営判断を妨げる原因となります。
日々の業務フローの中に、工事台帳を必ず更新する時間を組み込むなど、漏れを防ぐための仕組み作りが必要です。

複数人で管理すると最新版が分かりにくくなる

工事台帳ファイルを共有サーバーなどで管理していると、誰が最新版のファイルを持っているのか分からなくなることがあります。
誰かがファイルを編集して自分のPCに保存してしまったり、「〇〇(最新).xlsx」のようなコピーファイルが乱立したりすると、情報が分散してしまいます。

また、一人がファイルを開いている間は他の人が編集できない「排他制御」も、複数人での同時作業を妨げる要因となり、業務の非効率化を招きます。

案件数が増えるとExcel管理に限界がある

事業が成長し、年間に手掛ける工事の案件数が増えてくると、Excelでの管理には限界が見えてきます。
案件ごとにファイルを作成すると、ファイル数が膨大になり、過去のデータを探すのに時間がかかります。
また、ファイルにデータが蓄積されることで動作が重くなったり、複数の案件を横断して分析したりすることが困難になります。

事業規模の拡大を見据えるのであれば、Excel管理から専用システムへの移行を検討する時期が来るかもしれません。
中小建設業向けの原価管理を仕組み化する方法については「【中小建設業向け】エクセルで原価管理を仕組み化する方法と運用」で詳しく紹介しています。

工事台帳をもっと効率化するならシステム導入もおすすめ

ExcelやGoogleスプレッドシートでの工事台帳管理は手軽ですが、案件数の増加や管理の複雑化に伴い、非効率な面が目立ってきます。
入力ミスや更新漏れ、データ共有の難しさといった課題を根本的に解決し、業務全体を効率化するためには、工事管理システムの導入が有効な選択肢となります。

Excelテンプレートと工事管理システムの違い

Excelテンプレートと工事管理システムの最も大きな違いは、情報の連携性とリアルタイムでの共有機能にあります。
Excelは個別のファイルで情報を管理するため、見積書や請求書など他の書類とのデータ連携は手作業となり、二重入力の手間やミスが発生します。
一方、工事管理システムは、案件に関するあらゆる情報が一元管理されており、一度入力したデータが関連する帳票に自動で反映されます。

また、クラウド型のシステムであれば、関係者全員がいつでもどこでも最新の情報にアクセスし、同時に編集することも可能です。

工事台帳だけでなく見積・原価・請求まで一元管理できる

工事管理システムを導入するメリットは、工事台帳の作成効率化だけにとどまりません。
多くのシステムでは、見積書の作成から実行予算の管理、日々の原価入力、請求書の発行、入金管理まで、建設業の基幹業務をすべてカバーしています。
例えば、作成した見積情報をもとに工事台帳が自動で作成され、日々の原価を入力すればリアルタイムで利益状況が更新されます。

これにより、業務全体の流れがスムーズになり、経理担当者や現場監督の負担を大幅に軽減します。
建設業向け原価管理ソフトの比較については「建設業向け原価管理ソフト比較5選|タイプ別におすすめを解説」で詳しく紹介しています。

「要 ~KANAME~」なら工事台帳管理も効率化できる

Excelの工事台帳テンプレートは、手軽に原価管理を始められる便利な方法です。しかし、案件数が増えると、見積書や請求書との二重入力、更新漏れ、複数人での情報共有など、管理の負担が大きくなるケースも少なくありません。

原価管理システム「要 〜KANAME〜」なら、工事台帳だけでなく、見積作成・実行予算・原価管理・請求・入金管理までを一元管理できます。一度入力した情報を各帳票へ連携できるため、入力の手間やミスを減らし、工事ごとの利益もリアルタイムで把握できます。Excel管理に限界を感じ始めたら、業務全体を効率化できる原価管理システム「要 〜KANAME〜」の活用もぜひご検討ください。

 

工事台帳テンプレートについてよくある質問

ここでは、工事台帳テンプレートの利用を検討している方から寄せられる、よくある質問とその回答をまとめました。
作成義務や記載項目、テンプレート選びのポイントなど、疑問解消の参考にしてください。

Q1. 工事台帳テンプレートは無料でも十分使えますか?

はい。工事台帳テンプレートは、工事ごとの売上や原価、利益を管理する目的であれば、無料のExcelテンプレートでも十分に活用できます。ただし、案件数が増えたり、複数人で管理したりする場合は、入力漏れやファイル管理が煩雑になることがあるため、工事管理システムの導入も検討するとよいでしょう。

Q2. 工事台帳テンプレートにはどのような項目を記載すればよいですか?

一般的には、工事名・工事場所・施主名・工期などの基本情報に加え、請負金額、材料費、労務費、外注費、経費、利益などを記載します。必要に応じて入金日や支払日などを追加すると、資金繰りの管理にも役立ちます。

Q3. 工事台帳テンプレートはExcel以外でも使えますか?

はい。Excel形式のテンプレートであれば、Googleスプレッドシートに取り込んで利用することも可能です。ただし、計算式や表示形式が一部正しく反映されない場合があるため、利用前に内容を確認することをおすすめします。

Q4. 工事台帳はいつ更新するのが理想ですか?

工事完了後だけでなく、材料費や外注費などの原価が発生したタイミングで随時更新することが理想です。定期的に利益を確認することで、工事中でも原価超過や利益率の低下に早く気付くことができます。

Q5. Excelでの工事台帳管理が難しくなったらどうすればよいですか?

案件数の増加や複数人での運用により、Excelでの管理に限界を感じた場合は、建設業向けの工事管理システムがおすすめです。見積・工事台帳・原価・請求・入金まで一元管理できるため、入力作業の効率化や情報共有、利益管理の精度向上につながります。

まとめ

工事台帳は、建設業において原価管理を正確に行い、利益を確保するための重要なツールです。無料のExcelテンプレートを活用すれば、コストをかけずに手軽に工事ごとの収支管理を始めることができます。

本記事で提供したテンプレートをダウンロードし、解説した記入方法に沿って運用することで、どんぶり勘定からの脱却が可能です。一方で、事業規模の拡大に伴いExcel管理に限界を感じた場合は、見積から請求までを一元管理できる工事管理システムの導入も視野に入れると良いでしょう。

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