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電気工事に使う配管の種類と材料の選び方

  • 公開日:2018年12月06日
電気工事に関する知識
電気工事に使う配管の種類と材料の選び方

電気工事には配管が不可欠です。配管には電線管を使います。電線管にはいくつかの種類がありますが、出しているメーカーによっても特徴が違います。設置する場所や使い勝手を考えてどの電線管を使えばいいかを適切に選定しましょう。ここでは一般的な電線管の種類と基本的な選び方について解説します。材料選びも大変ですが、見積もりに時間をとられることはありませんか。忙しいときでも材料の拾い出しから見積もりまでスムーズにできる方法も紹介します。

電気工事に使う電線管の種類と配管の必要性

電気工事に伴う配管は電線を見えなくして見た目の印象を良くする役割もありますが、一番の目的は電線を保護することにあります。また、一度配管を行っておけば、比較的容易に電線の追加が可能です。
配管に使用する電線管には、大きく2つの種類に分けることができます。ひとつは鋼製電線管、そしてもうひとつは合成樹脂製電線管です。このほかにもさまざまな種類の電線管が出ています。基本的な材質や形状はありますが、電線管は出しているメーカーによってもそれぞれに特徴が分かれています。工事を行う場所や設置する側の材質などを考えながら、慎重に選定しましょう。地下に埋めるものであれば耐久性も重視しなければなりません。屋外でも外壁に沿って通すものなら景観も考える必要が出てきます。電気工事は電線管の選び方も重要といえるのです。

 

鋼製電線管の特徴と適した使い方

鋼製電線管は金属管ともいわれるもので、文字の通り金属製のものです。硬度はありますが、自由に曲げるということはできません。工具を使用して曲げることも可能ですが、はじめから曲げてある付属品を使うといいでしょう。
鋼製電線管には3種類あります。厚鋼電線管と呼ばれるものは金属に厚みがあるので、屋外のような強度を重視したい場所の配管に向いています。G菅ともいわれているものです。薄鋼電線管は薄い金属でできているもので、一般的には屋内で使われ、C菅という呼び方もあります。そして最後のねじなし電線管は、ねじ切りがなく薄鋼電線管よりさらに薄いものです。別名をE菅ともいわれ、入れる電線の本数を増やしやすいのが特徴です。
鋼製電線管は重量も出るので扱うのもなかなか労力を伴います。しかし耐久性があるので、工場のような場所や屋外ではよく使われています。

 

合成樹脂製電線管の特徴と使い方

合成樹脂製電線管とは、合成樹脂または硬質の塩化ビニールなどでできています。硬質の塩化ビニールはVE菅とも呼ばれるもので、バーナーなどで曲げることができます。鋼製電線管ほどではありませんが、なかなか強度のある電線管です。
合成樹脂でできているものに、合成樹脂製可とう電線管があります。合成樹脂製可とう電線管にはPF管とCD管の2種類があり、PF管はグレー、CD管はオレンジ色をしたものです。この2つの違いはまず見た目の色が一番の違いですが、性質も異なります。PF管の方は火を当てれば燃える特徴がありますが、火がなくなれば勝手に消化します。一方CD管は火がついてしまえば周囲に火の気がなくなっても燃え続けてしまうのです。どちらも曲げやすく柔軟性がありますが、CD管の方は一般的にコンクリートや土中など見えない場所に埋め込んで使われています。

 

電線管のサイズを出すのは大変な作業

配管に使用する電線管にはこの他にもケーブル保護用合成樹脂被覆鋼管や波付硬質合成樹脂管などがあります。電気の配管工事を行う際には場所に応じてそれぞれの特性を生かした電線管を適切に選びましょう。電線管の種類は場所を考えれば比較的出しやすいものですが、大変なのはサイズの決め方です。電線のサイズが決まれば使う電線管のサイズも決めやすいとはいわれていますが、電気工事を行う場所によってはサイズの選び方を間違えるときれいに収まらない場合も出てきます。また、後から電線を追加することができないこともあるでしょう。
そして、種類やサイズを決めればそこから見積もりを出していくことになります。大きな工事ともなれば、1カ所の電気工事で何種類もの電線管を必要とすることは珍しいことではありません。出しているメーカーごとでも価格や仕様は異なるものがあるので、配管工事に伴う見積もりだけでも慣れるまで時間を要することは多いでしょう。

 

材料の拾い出しから見積もりまでをスムーズにするには?

電気工事に必要な図面は施工会社から支給される場合もあります。配管に必要な材料の選定まであらかじめ指定されていることもありますが、そこから金額を出していく作業は意外と時間を要するものです。工事に伴う図面の作成から依頼される場合は、さらに作業には時間がかかるでしょう。こうした作業を早く正確に行うには、あらかじめメーカーごとの材料の情報がデータ化されているCADを使用することで解決できます。外部のPDFなどのデータを取り込めるものなら、支給された図面がある場合でも簡単に見積もりの作成も可能です。
電気工事の大変さは工事に使う材料の細かさとその拾い出しにあります。また、図面が苦手な人にとっても、多くの部分を自動作成してくれるCADは心強いツールといえるでしょう。電気工事に伴う配管の材料を場所に合わせて適切に選ぶには、自動作成が可能なCADを使用すれば苦手な人でもスピーディーな対応が可能です。

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