- 2024年07月30日
空調屋の情報発信にはインスタグラムがおすすめ!ユニークなSNSの活用事例を紹介
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近年では、業界を問わず、SNSを利用した情報発信が一般に浸透しています。そのなかでもインスタグラムを利用した情報発信は、画像や動画でわかりやすく伝えることができるため、空調屋のような施工箇所や仕上がりの品質などをアピールしたい業者におすすめです。そこで今回は、空調設備会社や個人の職人によるユニークなインスタグラムの活用事例を紹介します。
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巧株式会社
巧株式会社は2001年7月に創業した空調設備会社です。東京赤坂と大阪にオフィスを持ち、都市圏を中心として設備工事やメンテナンスを提供しています。「空気社長」の異名で知られる大橋社長がサンテレビ系列の番組「NutsPOKER」「バキバキビート」「タンドリーズ」にレギュラー出演しているため、名前を聞いたことがあるという人も多いでしょう。インスタグラムには社長個人のアカウントも存在しますが、空調屋として「たっくん」というぬいぐるみキャラクターを利用した情報発信も行っています。「たっくん」のアカウントの一番の特徴は、空調設備工事で赴いた現場の風景をぬいぐるみとともに画像で発信して、親しみやすさを印象付けている点です。インスタグラムは女性ユーザーが多いため、現場の男性が作業をしているという雰囲気では、注目を集めるのは厳しいかもしれません。「たっくん」のアカウントではそうした状況を避けるために、ぬいぐるみのキャラクターを活用していると考えられます。工事の仕上がりや機具の写真だけでなく、出張時に見た雪景色や飛行機からの海の眺めなど、四季折々の写真をアップしている点も特徴的です。
株式会社岸空調
株式会社岸空調は神奈川県平塚市を本拠地とする従業員数30名程度の空調設備会社です。主な担当エリアは神奈川・東京・静岡県東部で、店舗や商業施設などの設備工事・トータルメンテナンスに対応しています。建設業特化型のWebサイト制作やパーソナルトレーニングジムの運営などを行っていることからも、従来の空調屋の枠に収まらないアプローチが特色の企業です。岸空調のインスタグラムでは「スパイラルダクトの吊り込み工事」や「冷媒配管作業」など、施工内容が一目でわかるような現場写真に加えて文字でのアピールをしている点に特徴があります。さらに工事のBefore/Afterがわかる写真を掲載するなど、依頼者や見込み客が仕上がりをイメージしやすいような工夫がされています。こうした工事現場の画像はどうしてもモノが中心になるため、淡々とした投稿になりがちですが、岸空調のインスタグラムでは、作業者の人柄が窺えるような写真を挟むことで、無機質な印象をやわらげています。こうした的を絞った工夫の結果か、シンプルな投稿内容ながらも、2022年1月時点でフォロワー数が1,300を超えるアカウントになっています。
株式会社ミュー
株式会社ミューは2016年に法人化したエアコンメンテナンスを主事業とする空調設備会社です。エアコン業界の枠にとらわれずに市場分析を通じたブランディングを行うなど、後発でありながら業界全体の底上げに貢献しています。HPの運営に留まらず、インスタグラムやYouTubeといったSNSを積極的に利用するなど、情報発信のチャネルが多岐に渡る点も特異です。ミューのインスタグラムでは、エアコン設備の取り付けを中心に、現場写真を多数アップされています。単に仕上がりを撮影するだけではなく、職人が脚立に登って作業している風景や天井カセットを取り外している場面など、写真にリアルな動きがあるという点が特徴です。腰道具やヘルメットを映した写真では工具へのこだわりも感じられ、全体として現場の雰囲気が伝わりやすい投稿内容になっています。一方で、事務所の社員と神社へお参りに行ったときの写真や、誕生日ケーキ、虎や馬のかぶり物をしている職人の写真を載せるなど、一息つけるような投稿もあり、メリハリの付いた運用になっています。ミューのアカウントは2022年1月末時点でフォロワー数が1,400近くにまで達しています。
エア魂女子
エア魂女子さんは東京・神奈川エリアで空調屋をしている個人アカウントのインスタグラマーです。高校在学中のアルバイトで空調業務をはじめ、第二種電気工事士の資格を取って現在も現場で活躍しています。2022年1月末現在ではフォロワー数が約4,000人と、空調屋のなかでは人気インスタグラマーです。エア魂女子さんの投稿では、施工現場でのエアコン設置の作業風景や、実際に腰道具を携帯している姿などがアップされています。いずれの投稿も、基本的に本人が映っている点が他の空調屋アカウントとは異なるところです。男性が多い業界のなかで「女性も活躍できる」というアピールにも繋がっています。こうした要素が男女を問わず多数のフォロワーを獲得できている要因のひとつかもしれません。また、「エア女の休日」というハッシュタグで休日の風景もまとめていて、仕事に限らず、女性空調屋の生活も発信しているという点も、親しみやすい印象で好感を得ています。