- 2026年01月19日
工事見積書のエクセルテンプレート5選|無料で使える実務向けフォーマットと書き方解説
建設業に関する知識案件管理

工事見積書を作成するたびに「毎回フォーマットを作り直している」「何を書けば良いのか、いつも少し迷う」といった状態になっていませんか。
工事見積書は、一度フォーマットを整えておけば、作成時間や記入ミス、説明の手間を大幅に削減できます。
この記事では、工事業者向けのエクセル見積書テンプレートを無料で提供し、実務でそのまま使える具体的な使い方や、テンプレート選びで迷わないためのポイントをまとめて解説しています。
コンテンツ
工事見積書をエクセルテンプレートで作成するメリット
工事見積書はPDFや手書きでも作成できますが、実務で効率的に使うならエクセルテンプレートが最も適しています。エクセルテンプレートは、数量と単価を入力すれば金額が自動計算されるため、手計算によるミスを防ぎ、正確な見積書を素早く作成できます。
また、数量や単価の変更、工事項目の追加・削除といった修正が容易に行えるため、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
過去の見積書をコピーして再利用することで、作成にかかる時間と手間を大幅に削減できる点も大きなメリットです。
さらに、エクセルで明細を整理して入力することで、工事ごとの費用を明確にし、顧客に対して分かりやすい見積内容を提示できます。
工事見積書エクセルテンプレート5選
ここからは、工事業者が実務で使いやすい工事見積書エクセルテンプレートを紹介します。テンプレートBANK
「テンプレートBANK」は、会員登録するだけで工事見積書をはじめビジネス向けの各種テンプレートを無料でダウンロードできるサイトです。青色を基調とした6種類の工事見積書が用意されており、縦向き・横向きだけでなく明細の備考有無も選べます。入力が必要な部分は赤枠で表示されています。計算式が入っているタイプでは工事の名称や設備の規格と数量・単価を入れるだけで見積金額が自動計算され、消費税率の設定や内税・外税の選択も可能です。計算式の入っていないタイプもあり、会社の実情に合わせた柔軟な使い方ができます。
テンプレートBANK 「工事用見積書」のテンプレート(書式)一覧
[文書]テンプレートの無料ダウンロード
「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」は、会員登録をしなくても工事見積書のテンプレートをダウンロードできるサイトです。100種類以上の工事見積書が用意されており、取引条件の位置や縦向き・横向きなど社風や好みに応じた選択肢が豊富です。表紙付きの見積書では、丁寧な挨拶文とシンプルな挨拶文も選べます。内訳の自動計算にも対応している他、明細に自動でナンバリングしてくれるテンプレートも用意されています。見積書だけでなく、工事注文書・請書や請求書など建設業で使えるテンプレートも用意されているので、会社で使用する帳票を統一する際も便利です。
[文書]テンプレートの無料ダウンロード「証憑・会計資料等―工事見積書」
bizocean
「bizocean」ではビジネス文書のテンプレートが豊富に提供されており、建設業向けの見積書も用意されています。ほとんどのテンプレートを無料でダウンロードできますが、最大10ページの明細書を作成できる有料の見積書も用意されています。利用する前に会員登録が必要ですが、GoogleやTwitterなどのサービスIDを使った登録も可能です。無料の見積書でも見積内容の管理に対応しており、簡単な集計も可能です。例えば「見積管理003(建設業)」では、月ごとの合計見積額や顧客・工事種類の管理機能も備えています。また、工事概要や種類を細かく記載できるテンプレートも用意されています。
bizocean 「見積書」の書式テンプレート
bizroute
「bizroute」では会員登録なしで、26種類の見積書などの各種テンプレートを無料でダウンロードできます。工事見積書のテンプレートには工事概要や明細欄も設けられており、必要事項を入力するだけで見積書が完成します。デザインや書式などのカスタマイズも可能です。見積書に消費税率が明記されている他、税額の自動計算にも対応しているため、2023年10月以降も適格請求書としてそのまま活用できます。送付状のテンプレートと合わせて活用すれば、丁寧な対応だと印象づけることができるでしょう。
bizroute 見積書テンプレート26種(エクセル)|無料で登録不要
経費削減実行委員会
「経費削減委員会」では28種類の工事見積書テンプレートが提供されており、工事内訳書や内訳明細書も1つのExcelファイルで作成できるものも用意されています。デザインの種類も多いため、会社に合った色合いのものを選ぶとよいでしょう。利用したいテンプレートを選んだ後、会員登録時に指定したメールアドレスにダウンロードURLが送信される仕組みです。「請求書・見積書セットテンプレート【工事用】(内訳書・明細書・送付状付き)」では、見積書の内容をもとに請求書も自動作成されるため、業務の効率が高まります。
経費削減委員会「無料で誰でも簡単に利用できる|工事見積書テンプレート一覧」
工事業者向け!実務で使える見積書エクセルテンプレート
工事見積書の基本的な役割や記入項目については、工事見積書とは?記入項目や内訳、作成方法を解説したこちらの記事で整理しています。

※ 実際の入力例をもとにしたイメージです。
上で紹介した一般的なテンプレートと異なり、工事内容を整理しながら見積を作成できることを重視したテンプレートです。
工事業者向け見積書エクセルテンプレート|無料ダウンロード
【おすすめ】工事業者向け見積書エクセルテンプレート
この工事見積書エクセルテンプレートは、住宅・設備・水道・電気工事など、工事業者の実務で使うことを前提に作成しています。多くの見積書テンプレートが「完成した見積書を作るための型」であるのに対し、このテンプレートは工事内容を考えながら整理して作るための型になっています。
見積書を作成するたびに、
- 項目の並びをどうするか迷う
- 書き漏れがないか不安になる
- 前回と形式が違っていないか気になる
このテンプレートは、そうした「考える作業」をできるだけ減らし、一定の型で見積を作成できる状態を作ることを目的としています。
見積書(表紙)の使い方
表紙には、宛名や自社情報、担当者名、見積番号などを入力します。お客様が最初に目にする部分なので、金額だけでなくどんな工事の見積なのかが一目で分かる状態を意識すると安心です。
明細書テンプレートの使い方
このテンプレートの中心になるのが明細書です。ここでは、工事の内容を1つずつ整理しながら入力していきます。
入力する項目は、次のとおりです。
- 品目(工事内容・作業内容)
- 単価
- 数量
- 単位
- 金額
- 備考
また、数量と単価を分けて入力しておくことで、金額の根拠が分かりやすくなり、条件変更があった場合の修正もスムーズになります。
「一式」でまとめる場合でも、可能であれば数量や内訳を意識して入力しておくと安心です。
複数の明細書テンプレートの使い分け
このテンプレートには複数の明細書シートが用意されています。工事内容ごと、工程ごとなどに分けて使うことで、1枚に詰め込んだ見積書よりも内容を把握しやすくなります。結果として、お客様への説明もしやすくなり、後から見返したときにも状況を思い出しやすくなります。
このテンプレートが向いている人・向いていない人
この工事見積書エクセルテンプレートは、見積件数がそれほど多くなく、Excelでの管理に慣れている方に向いています。まずは見積業務を整理したい、という段階であれば十分実用的です。
一方で、見積件数が増えてきたり、過去の見積を探すのに時間がかかるようになってきた場合、Excelテンプレートだけでは管理が難しくなることもあります。
そう感じ始めたタイミングが、見積作成や原価管理まで含めて管理できる専用ツールを検討する目安になるかもしれません。
工事見積書エクセルテンプレートの選び方
工事見積書のテンプレートは、次のポイントを基準に選ぶことで、今の業務に合ったものを見つけやすくなります。まずは、工事内容に合致した項目構成になっているかを確認しましょう。
次に、数量・単価・金額が明確に分かれており、それぞれ入力しやすい設計になっているかどうかも重要です。
さらに、将来的に修正や再利用がしやすいか、そして管理にも活用できるかどうかといった視点も大切です。
現在の業務量に無理なく対応できるテンプレートを選ぶことで、見積書作成の効率化につながります。
見積書にどんな項目や内訳を入れるべきか迷う場合は、工事見積書の基本構成を解説した記事も参考になります。
テンプレートで対応しきれないケース
エクセルテンプレートは便利ですが、見積件数の増加や過去の見積検索に時間がかかる、案件ごとの原価や利益の把握が難しい、図面からの数量拾い作業が増えるといった状況では、その管理に限界を感じるかもしれません。このような場合、見積作成や原価管理まで含めて対応できる専用ツールの導入を検討するタイミングと言えます。
<配管工事の図面・見積り連動ソフト「plusCAD機械α」>
<電気工事の図面・見積り連動ソフト「plusCAD電気α」>
まとめ
工事見積書は、エクセルテンプレートを活用することで、効率的に作成でき、記入ミスや説明の手間を削減できます。テンプレートを選ぶ際は、工事内容に合った項目構成か、数量・単価・金額が明確に分かれているか、そして将来的な修正や管理のしやすさを考慮することが重要です。
ご紹介したテンプレートの中から、自社の業務に最適なものを選ぶことで、見積書作成の負担を軽減し、より正確な見積書を顧客に提示できるでしょう。
ただし、見積件数が増えたり、管理に限界を感じた場合は、専用ツールの導入も検討することをおすすめします。
工事見積書テンプレートに関するよくある質問
Q. 工事見積書のエクセルテンプレートは無料で使っても問題ありませんか?
多くの工事見積書エクセルテンプレートは、個人利用や業務利用を問わず無料で使えるものがほとんどです。ただし、配布元によっては再配布や商用利用に制限がある場合もあるため、ダウンロード時の利用規約は一度確認しておくと安心です。
自社で使う見積書として利用する分には、特に問題になるケースは少ないでしょう。
Q. 工事見積書はエクセルとPDF、どちらで作るのが良いですか?
見積書を作成する段階では、数量や単価を調整しやすいエクセルがおすすめです。金額の自動計算や修正がしやすく、条件変更にも柔軟に対応できます。
一方で、提出時にはレイアウトが崩れにくいPDFに変換して提出するのが一般的です。
実務では「作成はエクセル、提出はPDF」という使い分けがよく行われています。
Q. 工事見積書のテンプレートは自社用にカスタマイズしても問題ありませんか?
はい、多くの場合は問題ありません。工事内容や業務フローに合わせて、項目の追加や並び替えを行うことで、より使いやすくなります。
ただし、数量・単価・金額といった基本構成は崩さず、後から見返したときにも内容が分かる形を意識することが大切です。
まずは最小限のカスタマイズから始め、使いながら調整していくのがおすすめです。
Q. 見積件数が増えてきた場合、エクセルテンプレートだけで対応できますか?
見積件数が少ないうちは、エクセルテンプレートでも十分対応できます。ただし、件数が増えてくると、過去の見積を探すのに時間がかかったり、原価や利益の把握が難しくなることがあります。
そうした場合は、見積作成や原価管理まで一元管理できる専用ツールの導入を検討するタイミングと言えるでしょう。






