- 2025年02月04日
電気工事を外注するメリット・デメリットとは?業務委託や協力会社の選び方を徹底解説
案件管理

人手不足などで、すべての電気工事を自社で対応することが難しい場合には、外部の協力会社や業者に委託します。外注によってコスト最適化など多くのメリットが期待できる一方で、セキュリティや管理体制に注意が必要なため、自社に合った業者を選定することが重要です。
本記事では、電気工事を外注するメリットとデメリット、業務委託や協力会社の選び方、外注の流れなどについて解説します。現場や自社の希望に合った業者に電気工事を外注するために、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ
電気工事を外注するメリット
電気工事を外注することで、以下のようなメリットが期待できます。- 専門知識と技術の活用
- コストの最適化
- 人材不足の補完
- 大規模な案件の受注と対応
- イノベーションの促進
各項目について詳しく解説します。
専門知識と技術を活用できる
電気工事の実績が豊富な外注業者に委託することで、専門知識と技術を活用できます。電気工事では電気に関する幅広い専門知識や技術が必要で、適切に施工できないと、漏電や火事などの事故が発生するリスクが高まります。外注することで、危険が伴う電気工事を安全かつスムーズに実施することが可能です。また、経験豊富な業者に依頼すれば、迅速かつ高品質な作業が期待でき、やり直しによる材料や時間のロスも防げます。結果的にコストや時間を最小限に抑えられます。
自社で電気工事士を雇うことができても、受注数が少ないと知識や技術を活かすことが難しいでしょう。その点、最新の技術や工法に精通した業者に依頼すれば、自社で対応が難しい複雑な工事や、特殊技術を要する工事も安心して任せられます。
コストを最適化できる
自社で電気工事を行うためには、人件費や材料費、設備投資などさまざまなコストが発生します。作業服やヘルメット、絶縁用の手袋、靴などの備品も必要で、定期的な買い替えも考慮すると費用は高額になります。外注により自社の固定費を削減でき、コストを最適化することが可能です。協力会社に依頼すれば、繁忙期や閑散期に合わせて柔軟に調整できます。必要なときだけ、必要な人数の作業員を揃えることで、長期的に考えるとコストを抑えられるでしょう。
人材不足を補うことができる
製造業や建設業をはじめ、多くの業界で人材不足が深刻化しており、電気工事業界も例外ではありません。職人の高齢化が進み、後継者不足による技術の引き継ぎの問題も見逃せない状況です。外注は、必要なタイミングで必要な人員だけを無駄なく補給できるため、人材不足を補う有効な手段です。案件の規模や受注時期などによらず、安定して受注できるようになれば、事業の機会損失を避けられます。また、採用のリソースや人材育成の手間も省けるため、社員の負担軽減にもつながります。
大規模な案件にも対応できる
外注することで、繁忙期や大規模プロジェクトなど、一時的に多くの人材が求められる現場でもスムーズに対応できます。大規模な電気工事現場では、多くの作業員や特殊な設備機器が必要です。また、幅広い作業員が現場を出入りするため、管理能力も求められます。自社だけですべて対応しようとしても、人材やノウハウが不足していれば、スケジュールの遅延や品質低下などのリスクが出てきます。最悪の場合、プロジェクトが頓挫することも考えられるでしょう。
知識や実績のある協力会社に外注することで、業者の豊富なリソースと経験を活用でき、規模の大きな現場を円滑に進められます。また、管理経験のある業者なら、スケジュールやタスク、品質の管理も安心して任せられます。複数の専門業者とスムーズに連携できる環境を確保しやすく、より大きな案件にも対応できるでしょう。
イノベーションを促進できる
外部の業者と連携することで、新しい技術やアイデア、業界の最新動向を取り入れられるため、イノベーションにつながります。協力会社は、多くの現場で幅広い経験を積んでおり、電気工事に関連する最新の動向や施工のベストプラクティスに精通しています。外注により、業務委託先の知識やノウハウを活用できるため、自社だけでは追いきれない情報を業務を通じて獲得できます。また、自社の業務プロセスや技術力の向上にも直結し、イノベーションが促進されるでしょう。
外注先から異なる視点での意見や提案を受けることで、自社では気付けなかった課題や改善点を発見できる場合もあります。長期的な競争力の強化にも役立つでしょう。
電気工事を外注するデメリット・注意点
電気工事の外注には、メリットが多い一方で、以下のようなデメリットも考えられます。- 品質がばらつく場合がある
- コストが高くなる場合がある
- コントロールが難しい場合がある
- 情報漏えいのリスクがある
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
品質がばらつく場合がある
外注業者によって技術力や得意分野、経験が異なるため、施工品質にばらつきが生じる可能性があります。電気工事の品質は、作業者のスキルや知識に左右されます。特に、実績の少ない業者や価格競争を優先する業者だと、品質管理が不十分で、やり直しが生じる可能性があるため注意が必要です。事前に実績や技術力を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。複数の業者から見積りを取り、比較検討するとともに、過去の施工事例や顧客からの評価を確認しましょう。
また、契約前に品質保証に関する内容を明確化しておくことも有用です。品質基準や保証期間などを契約書に明記することで、万が一トラブルが発生した際にも適切な対応を求めることが可能です。
コストが高くなる場合がある
電気工事の規模や工事期間などによっては、外注する方が自社で施工を行うよりもコストが高くなる場合があるため注意が必要です。例えば、大規模な現場や長期間に及ぶ工事、もしくは年間に複数回の工事が必要な場合などは、外注費用も高額になります。また、外注業者に支払う報酬や諸経費などを加算すると、直接受注するよりも費用が増える可能性もあります。自社の人材で作業チームを構成するなど、総合的な費用を抑えられる方法を検討することが大切です。
また、現場調査費や設計費、追加工事費などが見積りで提示されておらず、後から請求されることもあります。追加費用を避けるために、相見積りで比較検討する際に内訳を確認しましょう。不明点や疑問があれば、直接問い合わせて明確にしておくことが重要です。
コントロールが難しい場合がある
自社の社員だけでなく、外注業者も含めて全体を管理しなければならず、負担が増える場合があります。特に、規模の大きな現場や複雑な案件では、自社だけで施工するケースに比べて、工事の進捗が複雑化しやすく、管理項目も多くなります。業者とスムーズに連携できないとスケジュールの遅延や品質の低下を招く可能性もあるため、効果的な管理体制を構築することが重要です。外注業者との丁寧なコミュニケーションを意識し、定期的に進捗報告を受けられるよう体制を整えましょう。
窓口となる現場の担当者を決め、連絡方法を統一することで、情報伝達における混乱を避け、効率化を図ることが可能です。工事期間中は、朝礼や定期的なミーティングで現場の安全管理や品質管理状況を確認すれば、トラブルを未然に防げます。
情報漏えいのリスクがある
電気工事を外注する場合、図面や資材の種類など施工に必要な情報を外部の業者に共有します。自社の設備情報や施工方法といった機密情報を提供することになるため、少なからず情報漏えいのリスクが伴います。万が一機密情報が漏えいした場合、企業のイメージや信頼性の低下を招き、業績にも影響が及ぶ可能性もあります。業者選定時にセキュリティ対策を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、共有する情報は必要最小限にとどめ、不要な情報は共有しないようにしましょう。契約前に秘密保持契約を締結し、情報漏えい時の責任範囲や損害賠償について明確に定めておくと安心です。
電気工事における業務委託・協力会社の選び方
電気工事での業務委託先や協力会社を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。- 電気工事の実績
- コストの内訳
- 対応のスピード感
- アフターフォローや保障の充実度
- 口コミや評判
各項目について、わかりやすく解説します。
実績を確認する
過去の施工実績は、業者や作業員の技術力を知るための重要な指標です。電気工事の経験や実績が豊富な業者であれば、施工品質や要望への判断に信頼性が見込めるため、安心して依頼できます。企業のWebサイトやパンフレットなどで、電気工事事業の継続年数や会社の創業年数などを確認しましょう。「実績多数」という言葉だけでなく、施工事例の写真や動画を見て、施工品質や技術力を具体的に把握することが重要です。
また、自社が依頼したい工事と類似の案件に関する実績があるかどうかもチェックしておきましょう。
コストを比較する
基本的に、電気工事では大きな費用が必要になるため、できるだけ安い価格で依頼できる業者を選ぶことでコストカットに役立ちます。ただし、安さだけで業者を選ぶと、施工品質や対応に問題があり、現場での作業に支障をきたす可能性があります。総合的なバランスを考慮し、費用対効果を判断することが重要です。複数の電気工事業者から見積りを取り、サービス内容や保証なども含めて比較検討しましょう。また、見積書に材料費や人件費、諸経費などが明記されているかを確認し、あいまいな点については詳細を問い合わせる必要があります。
下見の際の現場調査費用や設計費用、追加工事費用などが見積りに含まれていないことも考えられます。追加費用が発生する可能性について明確にするとともに、支払い時期や前払い金の割合、支払い回数といった詳細も確認できると安心です。
対応のスピード感を確認する
業者の対応力やレスポンスの速さも、業者選びにおいて重要です。円滑に現場の進捗を管理するためには、外注先のリーダーや作業員と迅速に連絡を取り合う必要があります。また、作業中に生じた問題の解消や進捗状況の共有は、柔軟な対応につながります。電話やメールで何度も連絡を取り合う際に、質問に対して的確に回答してくれる、自社の課題を真剣に考えてくれる業者を選ぶと良いでしょう。
また、返信の早さや対応の丁寧さは、緊急時やトラブル発生時の対応を判断する重要な要素です。要望を理解し、適切な提案をしてくれる業者を選ぶためにも、担当者の応対を確認しましょう。
アフターフォローや保障の充実度を確認する
施工後のアフターフォローや保証内容が充実しているかを確認しましょう。電気設備は時間の経過とともに劣化するため、アフターフォローやメンテナンスが必要です。各社で対応範囲や条件は異なるため、作業の頻度や料金、補償内容などを比較検討した上で外注先を決めることが重要です。アフターフォローの料金を工事費用に含めるケースもあれば、オプションとして追加費用が必要な場合もあります。
万が一トラブルが発生した際に迅速に対応してもらえるかも事前に調べて、長期的に安心して付き合える会社を選びましょう。
口コミや評判を確認する
外注する協力会社のホームページやパンフレットだけでは、実際の施工品質や対応がわからない場合もあるでしょう。口コミサイトや業界レビュー、過去顧客からの評判などを調べると、業者の信頼性や顧客満足度を確認できます。口コミ評判をチェックする際には、複数の情報源を参照すると、より客観的な情報を得られます。質の高い仕事をする電気工事会社には、良い口コミが集まりますが、ポジティブな意見だけでなくネガティブな情報にも注目することで、総合的な評価を知ることができます。
また、知人や同業者から紹介してもらえば、信頼できる業務委託先を効率的に見つけられるでしょう。
電気工事を外注する際の流れ
電気工事を外注する際には、おおまかに以下の流れで進めます。- 業務内容を整理する
- 見積りを依頼する
- 協力会社を比較する
- 契約を締結する
- 施工を開始する
各ステップを丁寧に進めるために、詳しく見ていきましょう。
業務内容の整理
まず、外注先に依頼したい業務範囲と内容を整理します。どの作業を委託するのかを洗い出すことで、業者選定の基準が明確になる上、業者側も受注できるかどうかの判断がしやすくなります。また、見積り依頼時に適切な説明ができ、スムーズな情報伝達が実現します。具体的には、作業内容や現場の情報、工期や工事完了の希望日などを決定します。高圧電気工事や特殊電気工事のように、特殊な技術や資格が必要な場合には、事前に伝えておくことも重要です。
また、資格や図面、仕様書があれば、見積り依頼時に送付できるよう準備しましょう。工事に関する特別な要望や注意事項についても、漏れなくまとめておく必要があります。
見積り依頼
業務内容が整理したら、見積りを依頼します。最低でも2〜3社から見積りを取り、内容を比較検討することが重要です。正確な見積りを提示してもらうためにも、整理した業務内容を詳細に伝えましょう。また、業者から現場調査や下見を求められたら、可能な範囲で対応することで、見積りの精度が上がります。相見積りは、同じ条件で作成してもらうことが重要なため、各業者に同じ情報を提供し、見積りを作成してもらいましょう。
見積書は、工事内容や費用の内訳、保証内容などが記載されているかを確認します。内訳の詳細も提示してもらえれば、金額の妥当性を判断しやすいでしょう。記載内容に不明点があれば、業者に問い合わせて、納得した上で契約することが大切です。
協力会社の比較
提出された見積りを比較検討した上で、正式に依頼する協力会社を決定します。料金だけでなく、サービス内容や得意な施工内容など、各業者で特徴は異なるため、依頼したい施工内容や予算に合った外注先を選びましょう。安さだけで業者を選ぶのではなく、対応のスピード感や品質、アフターフォローなどを総合的に考慮して判断することが重要です。また、資格が必要な電気工事に分類される場合は、対応できる有資格者がいるかどうかも確認しておくと安心です。
契約締結
見積り内容に問題がなければ、外注先と契約を締結します。電気工事の内容や金額、工期、支払い条件、保証内容、免責事項などが明確に記載されていることを確認しましょう。記載内容について疑問がある場合は、発注前に業者へ問い合わせて、双方合意の上で契約書にサインすることが重要です。また、アフターフォローやメンテナンスの際にも必要となるため、契約書は大切に保管しておく必要があります。なお、現場の状況に応じて、作業内容や施工スケジュールが変動する可能性は考えられます。
ただ、契約の段階で、予定されている工事内容が適切かどうかは必ず確認しましょう。例えば、施工に関係ない壁を壊して導線を施工するような場合、工事箇所が適切であるのか、より効率的な他の方法がないか、などを外注業者としっかり話し合うことが重要です。
施工開始
契約を締結したら、外注業者が電気工事を開始します。専門性を要する作業が多いため、基本は業務委託先の作業員に任せますが、工事期間中はコミュニケーションを丁寧に取ることが重要です。進捗状況の共有により、当初の計画通りに進んでいるか、スケジュールに遅れがないか、といった点を確認できます。また、工事の手順や安全対策も把握できるため、品質を維持し、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
工事中に変更事項が発生した場合は、速やかに作業者と協議し、合意の上で変更内容を確定します。工事が完了したら、業者と立ち会いのもとで完了検査を実施します。不備があれば業者に修正を依頼しましょう。
まとめ
電気工事の外注により、専門知識や技術の活用、コストの最適化、人材不足の解消など多くのメリットが期待できます。一方で、品質のばらつきや情報漏えいなどのリスクも存在するため、業務委託を行う際には慎重に依頼先を選ぶ必要があります。今回紹介した業者選びのポイントや外注の流れを参考に、最適な業者を選定し、電気工事を成功させましょう
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電気工事の外注についてよくある質問
電気工事の外注と業務委託はどう違う?
外注とは、外部の業者などに仕事を発注するという広い意味で使われる言葉で、明確な定義はありません。業務委託は、外注時の契約形態の1つと言えます。外注では、特定の作業や業務を外部業者に依頼する際に、発注元が作業方法や進捗状況を指示することもあります。一方、業務委託は、受託者が業務遂行の手段や方法を決定するケースが多く見られます。
電気工事の業務委託にはどのような種類がある?
業務委託は、外部企業や個人事業主に業務を依頼することを指します。民法上では「業務委託」という言葉は存在せず、民法に沿った言葉には「請負契約」や「委任契約」「準委任契約」などがあります。請負契約は、仕事を完成させることを条件に報酬を支払う契約形態です。有形成果物や無形成果物(清掃や警備など)に適用されますが、いずれでも仕事の完成が目的のため、仕事が未完成の場合は報酬を支払う必要がありません。
委任契約とは、税理士や弁護士など、法律に関連する業務を依頼する際に結ぶ契約のことです。業務に取りかかることが報酬を支払う条件のため、業務を遂行できなくても依頼者は報酬を支払う責任があります。
準委任契約は、法律行為以外の仕事を委託する際に締結する契約を指します。委任契約と同様に、業務の遂行が目的です。成果物の納品や品質を担保させることや、受任者の勤務場所や稼働時間を定めることはできません。
電気工事の協力会社に業務を委託するメリットは?
電気工事を外注することで得られる主なメリットを以下にまとめます。- 専門知識と技術を活用できる
- コストを最適化できる
- 人材不足を補うことができる
- 大規模な案件にも対応できる
- イノベーションを促進できる
外部の専門業者が持つ専門的な知識や技術力、経験を活用することが可能です。また、自社の人件費や設備投資といった固定費を削減でき、必要なタイミングに必要な人員だけを補うことでコストの最適化を促せます。
さらに、柔軟に外注業者と連携することで、大規模な工事を受注でき、ビジネスチャンスを逃す心配がなくなります。自社だけでは得られないような新しい技術やアイデアを獲得することで、イノベーションを促進することも可能です。
電気工事の外注先を選定する際のポイントは?
電気工事における業務委託先や協力会社を選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。- 電気工事の実績
- コストと内訳
- 対応のスピード感
- アフターフォローや保障の充実度
- 口コミや評判
実績の中でも、依頼したい工事の内容や種類の経験が豊富な業者は、信頼性が高く任せやすいでしょう。また、相見積もりを利用して内訳を比較検討することで、費用の相場や妥当性を把握できるため、最低でも2〜3社から見積もりを取ることが重要です。
担当者の対応スピードやアフターフォロー、保障の充実度についても、発注前に確認しておくと安心です。口コミや評判などの客観的な情報も、業者の選定材料となるため調査することをおすすめします。
外注時の見積もり依頼に必要な情報は?
外注先に見積もりを依頼する際に、以下の情報を提供しましょう。- 工事場所の詳細:住所や建物名、現場の写真
- 具体的な作業内容:図面
- 使用する機器や材料:メーカー名や型番
- 工事完了の希望日
- その他特記事項:工事に関する特別な要望や注意事項
外注業者に上記を提示することで、より正確な見積もりを作成してもらえます。