- 2025年12月15日
電気工事の見積ソフトとは?導入メリットや選び方・簡単に使える無料ソフトをご紹介
電気工事に関する知識

電気工事の見積りソフトを活用すると、膨大な材料の拾い出し作業を効率化し、正確な積算に基づいた見積書をスムーズに作成できます。図面作成と見積り作成を連動できるタイプであれば、二重入力が減り、担当者の負担も大きく軽減できます。
電気工事では、図面を見ながら材料を拾い、Excelや汎用ソフトに手入力する作業が大きな負担となり、「もっと楽にできないか」と悩む企業も少なくありません。
そこで本記事では、CADとの連携度や作業効率化のしやすさを軸に、自社に合った見積りソフトを比較できるよう、代表的な3つのソフトを紹介します。
コンテンツ
工事見積書の基本的な構成や作り方について知りたい方は、まず下記記事も参考にしてください。
工事見積書とは?記入項目、内訳や諸経費、作成方法など解説
電気工事の見積ソフトとは?
電気工事の見積りソフトは、正確な見積りを出したり業務効率の向上につなげたりするために有効です。電気工事に特化した見積りの使用により、正確な見積りを出すことができます。工事を受注して利益を確実に残すためには、まずは正確な見積書の作成が欠かせません。場合によっては、せっかく出した見積りの再提出を求められることもあるでしょう。
だからといって、見積書の作成にエクセルを使っている場合、工事ごとに材料が異なるので相当な手間がかかりますよね。
さらに、担当者が作成した見積書を共有できなかったり、人為的なミスによりファイルが壊れたりするなどのデメリットもあります。
このような問題は、電気工事の見積ソフトの使用により避けられます。ソフトを使用すると、材料マスタから選択して数量を入力するだけの簡単な作業で見積書を作成できます。
しかも、工事台帳や工事経歴書の作成もできますし、公共工事用の複合単価を活用した見積書の作成も可能です。ソフトによっては1枚の見積書で済むような小規模工事から、大規模工事まで対応できるものもあります。
電気工事の見積ソフトをフル活用し、原価管理を適正に行えば利益向上も可能です。
見積り作成を効率化するにはCADとの連携が重要
電気工事の見積り作成では、図面に記載された器具数や配線ルートが、そのまま材料数量・人工の根拠になります。そのため、本来は 図面 → 拾い → 見積り が一つの流れとして進むべき作業です。
しかし実際には、
- 図面はJWCADやAutoCADで作成
- 拾いは図面を見ながら手作業
- 見積りはExcelや汎用見積りソフトに手入力
- 拾い漏れ・転記ミスが起きやすい
- 図面修正のたびに見積りも二重で修正が必要
- 担当者の経験により見積りがバラつく
- 作業時間が長く、負担が大きい
図面で描いた内容がそのまま拾い数量に反映されれば、転記作業や確認作業が大幅に減り、図面修正時の手戻りも防止できます。
特に複数人で見積り業務を行う会社では、「誰が作っても同じ見積りになる」再現性の高さ が大きなメリットになります。
見積りソフトと併用される代表的な図面作成ソフト
見積り業務を効率化するには、まず図面側の運用を整理しておく必要があります。以下は電気工事でよく使用される図面作成ソフトです。
JWCAD(無料で使える定番CAD)
JWCADは、建築士が開発に携わっている無料のCADソフトウェアです。多くの電気工事士に利用されており、高額な市販ソフトにも劣らない操作性と性能が評価されています。バージョンアップによって使いやすさも向上しており、建設業界の中小企業や個人事業主を中心に広く活用されています。JWCADの最大の特徴は、外部変形という拡張機能が備わっている点です。これは、JWCADの制作者以外の開発者が作成したプログラムを導入できる機能で、インターネット上で公開されている多様なプログラムを組み込むことで、ユーザー自身が必要な機能を追加し、カスタマイズが可能です。
具体的には、以下のような豊富な機能が挙げられます。
- マウス操作でショートカットメニューを起動できるため、直感的な操作が可能です。
- 透視図の作成に対応しており、複雑な構造も視覚的に表現できます。
- 建具や設備図面を簡単に作図できる機能が充実しています。
無料ソフトウェアのため、製品保証や専用のサポートは提供されていませんが、公式ホームページ内の情報交換室で質問できるため、利用上の困りごとを解決しやすい環境が整っています。まずはダウンロードして実際に試してみることをおすすめします。
しかし、JWCADはあくまで図面作成に特化したソフトウェアであり、見積もり作成機能とは直接連携していません。図面作成から材料の拾い出し、そして見積もり作成までの一連の業務を効率化したい場合は、CADと連携可能な見積もりソフトの導入を検討することが有効です。
AutoCAD(高機能で信頼性の高いCAD)
AutoCADは有料の図面作成ソフトで、平面や立体の図面作成に対応しており、電気工事の図面作成業務の効率化に貢献します。特に上位版の「AutoCAD Plus」には、電気制御設計などの業種別ツールセットが含まれており、生産性の大幅な向上が期待できます。AutoCADの主な特徴は以下の通りです。
- Microsoft Office製品と連携でき、Excelで作成した表の挿入が可能です。
- 元のファイルを参考に類似の図面を作成でき、修正作業は元の図面のみで完結します。
- 囲まれた部分の面積計算や3D機能による断面確認ができます。
- モバイルアプリが提供されており、スマートフォンなどのデバイスから現場で図面を確認できます。
しかし、AutoCADはあくまで図面作成に特化したソフトであり、見積り作成機能とは連動していません。図面作成から材料の拾い出し、見積り作成までの一連のプロセスを効率化したい場合は、CADと連携できる見積りソフトの導入を検討することをおすすめします。
JWCADとAutoCADの違いは?
JWCADとAutoCADは、どちらも多くの企業で導入され、人気の高い汎用CADソフトとして知られています。両者の主な違いは、JWCADが無料で利用できるのに対し、AutoCADは有料のソフトウェアである点です。
JWCADは無料で提供されているため、製品保証や専門的なサポートは基本的にありませんが、公式ホームページの情報交換室などで質問できる環境が整っています。
一方、高価なAutoCADは、使い方を学べるeラーニングや充実したサポート体制が用意されています。
機能面では、無料のJWCADでも質の高い図面作成が可能であり、有料のAutoCADに比べて劣るとは限りません。
これからCADの使用を始める場合は、まずJWCADを試してみて、必要に応じてAutoCADなどの有料CADソフトを検討するのも良いでしょう。
JWCADはDXF形式でデータを出力し、建築積算ソフトやExcelと連携して見積もり作成に活用できます。AutoCADもデータ抽出ツールや属性情報を活用することで、Excelや見積もりソフトとの連携が可能です。見積もり作成の効率化を図るには、CADと連携可能な見積もりソフトの導入を検討することが重要です。
CADと連携できる見積りソフトおすすめ3選
みつもりくんdee
図面データを取り込んで部分的に拾えるタイプ
みつもりくんdeeは、PDF図面やCADデータを読み込んで数量を拾える機能を備えた見積りソフトです。図面をベースに拾い作業を進められるため、手作業のみで拾う運用に比べると抜け漏れが減りやすく、担当者の負担を軽減できます。
取り込んだ図面を下敷きに数量を確認しながら見積りへ反映していくワークフローのため、工事内容に応じた調整がしやすく、現場ごとの判断を柔軟に取り入れられる点も特徴です。
図面を活用しながら拾い作業の効率を高めたい会社に向いているタイプの見積りソフトです。
● CAD連携度(部分連動)
- PDFやCADデータを読み込み、図面を活用しながら数量を拾える運用スタイル
- 図面 → 拾い → 見積り の流れを部分的に連動させられるのが特徴
- 工事ごとに内容を確認しながら進めるため、柔軟な調整がしやすい
- 図面をもとに拾い作業を進められるため、手作業だけの場合より効率化しやすい
- 数量を確認しながら進められるため、現場の状況に合わせた判断が取り入れやすい
- 拾いの基準を共有することで、社内で一定の再現性を持たせやすい
- 確認しながら進める運用のため、工事内容ごとの調整を行いたい場合に適している
- 拾い内容を見積りへ反映する際に確認工程を挟むため、内容を丁寧に調整しながら進められる
- 図面を活用して拾い作業を効率化したい会社
- 形状や現場に応じて数量を確認しながら進めたい会社
- まずは拾い作業の負担を軽くしたい会社
でんきやさんV5
電気工事専用のマスターが充実した“見積り特化型”ソフト
でんきやさんV5は、電気工事に必要な材料マスターや複合単価、労務単価などがあらかじめ整備された 電気工事専用の見積り作成ソフト です。材料の選定や単価管理がスムーズに行えるため、見積り作成の正確性と効率化に強みがあります。
ベテランの方が使うと作業が速く、実務に根ざした運用がしやすい点も特徴です。
拾い作業は図面を見ながら担当者が数量を判断し、入力していく運用スタイルで、図面上の情報を確認しながら柔軟に見積りへ反映できるため、
現場の状況に応じた調整を行いやすいタイプのソフトといえます。
図面データとの完全連動を前提とせず、
“拾いは手作業・見積りはソフトで効率化”という役割分担を取りたい会社に向いています。
● CAD連携度(非連動)
- 図面データとは連動させず、図面を確認しながら数量を入力する運用スタイル
- 従来の拾い方法を維持したまま、見積り作成を効率化したい場合に適している
- 材料マスターが豊富に整備されており、見積りの組み立てがスムーズ
- 拾い作業を担当者が確認しながら進められるため、現場に応じた調整がしやすい
- 入力ルールを統一することで社内での見積りのばらつきを抑えやすい
- 担当者の判断を反映できるため、現場の状況に細かく合わせた見積りが作成可能
- 図面の確認 → 拾い → 見積り作成をそれぞれの工程で進める方式
- 工程ごとにチェックできるため、内容を確認しながら丁寧に作業したい場合に向いている
- 手作業による拾い作業を中心に据えている会社
- 材料マスターが充実した見積りソフトを使いたい会社
- CADとの連携を前提とせず、見積り作業だけ効率化したい会社
plusCAD電気α
図面 → 材料拾い → 見積り が完全連動する“フル連動型”ソフト
plusCAD電気αは、電気工事の一連の作業である、図面作成 → 拾い → 見積り をひとつの流れで完結できるように設計された、完全連動型のソフトです。図面上で器具の配置や配線ルートを描くと、その内容が自動的に数量として拾われ、そのまま見積りまで反映されるため、拾い漏れや入力ミスが起こりにくく、慣れていない方でも安定した品質で作業できます。
PDF図面の取り込みにも対応しており、支給されたPDFをベースに図面を作成し、その内容を拾い → 見積りへと連動させることができます。
図面の修正がそのまま数量や見積りに反映されるため、確認工程や二重入力の手間が大幅に削減される点も特徴です。
● CAD連携度(完全連動)
- 図面で描いた内容がそのまま数量として拾われ、見積りまで自動的に反映される
- 図面・拾い・見積りの工程が一つの流れでつながるため、作業の抜け漏れが起こりにくい
- PDF図面からの図面起こしにも対応し、支給図面の活用がしやすい
- 図面を描くだけで数量が拾われるため、手作業での拾いに比べて作業負担が大きく軽減される
- 図面を修正すると拾い内容や見積りにも反映されるため、調整作業の手戻りが少ない
- PDFを下敷きに作図し、そのまま拾いまで進められる運用に対応
- 数量算出の基準が「図面」に統一されることで、担当者間の差が生まれにくくなる
- ベテラン・新人に関わらず同じ見積りを作れるため、社内で再現性の高い運用がしやすい
- 図面を基準に判断できるため、見積りの根拠が明確になりやすい
- 図面 → 拾い → 見積り が一体化しているため、項目を何度も入力する必要がない
- 修正が必要な場合も図面側で変更すれば工程全体に反映される
- 確認作業の負担を抑え、ミスの発生を防ぎやすい
- 図面作成〜拾い〜見積りまでの作業を一つの流れで効率化したい会社
- 担当者によって見積りの内容がばらつく課題を解消したい
- PDF図面の支給が多く、図面データを活用して拾い作業を進めたい
- 属人化をなくし、誰が作業しても同じ品質の見積りにしたい会社
電気工事の見積ソフトを導入するメリット
電気工事の見積ソフトの導入は、自社に大きなメリットをもたらしてくれます。ここでは主なメリットを3つ紹介します。見積作成作業の業務効率化
電気工事の見積ソフトの導入により、もっとも大きなメリットと言えるのが業務効率化を実現できることです。電卓を弾いて手書きで見積書を作成するのはもちろん、エクセルを使った見積書の作成も業務効率は高くありません。材料の拾い出しや単価出しといった作業を行なったうえで見積書を作成するのは相当な手間がかかります。
なかには、せっかく作成した見積書の数字に間違いがあったり、複数の従業員が同じ工事の見積書を別々に作成してしまったりするケースもあるかもしれません。こうなると、作業効率が落ちるどころか、得られるはずの利益も得られなくなるおそれがあります。
見積ソフトは簡単に操作できるため、見積書の作成における悩みや問題を解決できるうえに、業務効率の向上が可能になります。
「簡単に操作できると機能面が不安…」と思うかもしれませんが、心配はありません。電気工事の見積ソフトのなかには、手書き図面をスキャナーで取り込んで見積書を自動作成できる機能が備わっているタイプもあり、図面作成から見積書作成まで効率よく進められます。
さらに、請求書の作成や値引き計算なども自動で行えるなど、業務未経験者や新入社員の方でもスムーズに見積書を作成でき、直接的に業務効率化につなげることが可能です。
エクセルによる見積書の作成は入力漏れやミスが発生しやすく、なかにはフォーマットを崩してしまい時間がかかるケースもあるでしょう。
見積ソフトはマウス操作だけで入力でき、入力内容の自動チェックまで対応する製品もあります。エクセルはヒューマンエラーが起こりやすい一方で、見積ソフトはミスがなくなる分だけ作業時間を短縮できるのがメリットです。
また、過去の見積データを活かして簡単に見積書を作成することもできるので、エクセルに比べて圧倒的に時間を短縮できます。
正確な見積積算が可能に
正確な見積書を作成するには、正確な積算をしなければなりません。手作業による拾い出しは、時間がかかるうえにミスも起こりがちです。材料を1つ拾い忘れたり単価を間違えてしまったりすると、見積金額に大きく影響してしまいます。とくに、建設現場に関わる業種のなかでも電気工事は使用する材料が多いため、拾い忘れや数字の間違いが起こりやすく、利益の減少または赤字になってしまうリスクが付きまといます。
だからといって、見積ソフトを活用しても、ただの表計算ソフトや汎用ソフトでは対応しきれない部分もあり、問題が解決できるとは言えません。その点、電気工事用の見積ソフトを活用すると、正確性はグッと高まります。
電気工事用の見積ソフトのなかには、資材メーカーのカタログ情報を取り込んでいるものもあります。
見積書を作成する際は、カタログを手元に置いて単価を調べながら作業するのが一般的ですが、見積ソフトの導入によってわずらわしい手間から解放されます。
しかも、歩掛や複合単価まで画面上で確認でき、一灯計算まで対応してくれる機能を備えているため、業務負担も大幅に減らせるでしょう。
電力会社などへの申請作業も簡単になる
見積書の汎用ソフトのなかには申請書フォームを備えているものもありますが、やはり電気工事業に特化した見積ソフトとは搭載している内容が異なります。すでに汎用ソフトで見積書を作成している企業も、電気工事用の見積ソフトを使用することで、よりスピーディーに見積書を作成できるでしょう。
特に、電気工事用の見積ソフトの場合、全国の電力会社申請書フォームをはじめ、分電盤、系統図、特記仕様書、凡例図面枠などのひな型、電気工事に欠かせない各種データを標準装備しています。
ひな型を活用すれば、会社として統一した書類を作成できるので、担当者ごとに書式が異なる心配もありません。
電気工事の見積ソフトを導入するデメリット(注意点)
電気工事の見積ソフトはたくさんのメリットがある一方で、費用がかかるのがデメリットです。そのため、費用対効果を考慮して適切なソフトを選ぶことが重要です。ただ、ほとんどの場合、中長期的に見ると導入時のコストを上回るパフォーマンスを得られることが期待できます。
つまり、見積ソフトを導入しないことが、最大のデメリットと言えるでしょう。
見積ソフトを選ぶときのポイント
見積ソフトのメリットを活かすためには、導入する際の選定ポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、4つのポイントを解説します。見積ソフトの導入目的を考える
見積ソフトは製品によって機能や価格に差があるため、まずは導入する目的を考え、明確にすることが大切です。完成度の高い見積書を作成したい、納品書や請求書の作成機能が欲しいなど、飛躍的な業務効率化を目的とするなら、高性能の見積ソフトがおすすめです。
一方で、コストをかけずに見積り業務だけを効率化したい場合は、無料の汎用ソフトでも十分でしょう。
見積ソフトの導入目的が明確になれば、その後の選定もスムーズに進みます。
電気工事に特化したものを選ぶ
電気工事は使用する材料が多いため、見積書のページ数が多くなる傾向にあります。見積ソフトの種類は豊富にあるため、電気工事業に特化しているソフトを選ぶのがおすすめです。
たとえば、電設資材の単価が収録された見積ソフトであれば、カタログを広げて拾う手間がかからず、転記ミスも防止できます。さらに、一灯計算にも対応する機能があれば、作業も効率化できます。
入力が簡単で使いやすいものを選ぶ
どんなに高性能の見積ソフトを導入しても、入力作業が難しければ導入効果は半減します。業務効率化と利益向上につなげるためにも、見積ソフトはできるだけ入力が簡単な製品を選びましょう。たとえば、パソコン作業に不慣れな人でもマウス操作だけで簡単に入力できるソフトや、図面の作成と連動して見積書を自動作成できるソフトがおすすめです。
また、歩掛や複合単価にも対応しているソフトなら入力を簡素化できます。入力項目が少ないほどミスが減り、見積書の作成までに時間がかからないため、注目すべき重要な要素です。
サポート体制が整っているサービスを選ぶ
見積ソフトを使用するなかで、どうしても使い方が分からず相談したいタイミングはあるものです。もしサポート体制が充実していなければ、せっかくの機能を活かしきれずに作業を進めてしまうことになるかもしれません。サポート体制は、見積ソフトを提供する企業によって大きな差があります。そのため、ソフトの性能と同じくらい重視して比較するべき項目です。
電話やメールによるサポートに加え、訪問や遠隔操作によるサポート体制まで整っていれば、安心して利用できるでしょう。
【まとめ】電気工事の見積りソフトは業務フローに合うかで選ぶのがポイント
電気工事の見積りソフトは、「図面 → 拾い → 見積り」という業務フローのどこを効率化したいかによって、最適なタイプが大きく変わります。- 手作業の拾いを効率化したい
- 図面を基準に正確な数量を出したい
- 見積りの再現性を高めたい
- PDF図面が多いので作業を安定させたい
- 属人化をなくしたい
中でも、図面作成〜拾い〜見積りを一つの流れで進めたい会社には、完全連動型のplusCAD電気αが最適です。
図面を描けば拾いが確定し、そのまま見積りまで反映されるため、作業時間の短縮はもちろん、担当者による差が出にくい再現性の高い運用が可能になります。
どのタイプが自社に合うか迷っている方は、実際の操作画面を見ながら図面連動型のメリットを確認してみるとイメージが掴みやすくなります。
【3分動画】図面から拾い・見積りまでの流れを見る(plusCAD電気α)
電気工事の見積ソフトについてよくある質問
Q1. 電気工事の見積りソフトは、CADと連動していたほうが良いですか?
電気工事の見積りでは、図面に描かれた器具数や配線ルートがそのまま数量の根拠になります。そのため、図面 → 拾い → 見積り の流れが近いほど作業の手戻りが少なく、ミスの発生も防ぎやすくなります。
ただし “どの程度連動しているか” はソフトによって異なります。
- 図面を読み込んで部分的に拾えるタイプ(例:みつもりくんdee)
- 拾い作業は手作業で、見積り作成のみ効率化するタイプ(例:でんきやさんV5)
- 図面作成〜拾い〜見積りまで一貫して連動するタイプ(例:plusCAD電気α)
Q2. 手拾いと図面連動型では、どれくらい作業時間が変わりますか?
一般的に、図面を見ながら数量を数える完全手拾いでは、工事の規模に応じて 数時間〜1日以上 かかることもあります。一方、図面データを活用して拾えるソフトでは、
- 数量確認の手間が減る
- 転記作業が不要になる
- 図面修正時の手戻りも少ない
ただし、現場の図面精度や業務フローによって変動するため、どの工程を効率化したいかを明確にするのがポイントです。
Q3. 無料の見積りソフトと有料ソフトの違いは何ですか?
無料ソフトは、基本的な見積り作成ができる一方で、- 材料マスターが限定的
- CAD連携が弱い
- 拾い作業の効率化が十分でない
一方、有料ソフトでは
- 業界専用の材料・複合単価・歩掛が整備されている
- 図面データとの連携ができるタイプがある
- 会社の作業フローに合わせた運用がしやすい
- 担当者ごとのバラつきを抑えられる
どの工程を効率化したいかによって選ぶのが最適です。
Q4. どの見積りソフトを選べばいいか迷っています。何を基準にすべきですか?
電気工事の見積りソフトは、「CADとの連動度」「拾い作業の効率化」「見積りの再現性」の3つを軸に考えると選びやすくなります。各タイプの特徴は以下の通りです。
部分連動型(みつもりくんdee) 図面を活用しながら拾い作業の効率を上げたい会社向け
見積り特化型(でんきやさんV5) 拾いは手作業で行い、見積りだけ効率化したい会社向け
完全連動型(plusCAD電気α) 図面 → 拾い → 見積りまで一貫して効率化したい会社向け
自社の作業フローと、どこに負担があるかを基準にすると判断しやすくなります。
Q5. plusCAD電気αはどんな会社に向いていますか?
plusCAD電気αは、「PDF図面の取り込み」「図面作成」「材料自動拾い」「見積り作成」が一つの流れで連動するため、図面から見積りまでをまとめて効率化したい会社に向いています。- 担当者による見積りのバラつきを減らしたい
- 二重入力や転記ミスをなくしたい
- 人手不足で業務時間を短縮したい
- 担当者が増えても業務の質を一定にしたい






