- 2025年09月26日
電気工事の見積ソフトとは?導入メリットや簡単に使える無料ソフトをご紹介

電気工事用の見積ソフトを活用すると、正確な積算によりミスのない見積書を作成できます。作図と見積を連携して行えるので、従業員の負担軽減も可能です。
電気工事の見積書を作成する過程では、膨大な数の材料を拾い出さなければならないため大きな負担に感じている企業は多いでしょう。手書きによる図面作成、エクセルや汎用ソフトによる見積書の作成を負担に感じ、どうにか効率化できないかと悩んでいる経営者の方も多いかもしれません。
そこで、電気工事用の見積ソフトの機能性や導入するメリットを解説するとともに、業務効率を飛躍的に向上できる「plusCAD電気α」を紹介します。
コンテンツ
電気工事の見積ソフトとは?
電気工事の見積りソフトは、正確な見積りを出したり業務効率の向上につなげたりするために有効です。
電気工事に特化した見積りの使用により、正確な見積りを出すことができます。
工事を受注して利益を確実に残すためには、まずは正確な見積書の作成が欠かせません。
場合によっては、せっかく出した見積りの再提出を求められることもあるでしょう。
だからといって、見積書の作成にエクセルを使っている場合、工事ごとに材料が異なるので相当な手間がかかりますよね。
さらに、担当者が作成した見積書を共有できなかったり、人為的なミスによりファイルが壊れたりするなどのデメリットもあります。
このような問題は、電気工事の見積ソフトの使用により避けられます。
ソフトを使用すると、材料マスタから選択して数量を入力するだけの簡単な作業で見積書を作成できます。
しかも、工事台帳や工事経歴書の作成もできますし、公共工事用の複合単価を活用した見積書の作成も可能です。
ソフトによっては1枚の見積書で済むような小規模工事から、大規模工事まで対応できるものもあります。
電気工事の見積ソフトをフル活用し、原価管理を適正に行えば利益向上も可能です。
電気工事の見積ソフトを導入するメリット
電気工事の見積ソフトの導入は、自社に大きなメリットをもたらしてくれます。ここでは主なメリットを3つ紹介します。見積作成作業の業務効率化
電気工事の見積ソフトの導入により、もっとも大きなメリットと言えるのが業務効率化を実現できることです。
電卓を弾いて手書きで見積書を作成するのはもちろん、エクセルを使った見積書の作成も業務効率は高くありません。
材料の拾い出しや単価出しといった作業を行なったうえで見積書を作成するのは相当な手間がかかります。
なかには、せっかく作成した見積書の数字に間違いがあったり、複数の従業員が同じ工事の見積書を別々に作成してしまったりするケースもあるかもしれません。
こうなると、作業効率が落ちるどころか、得られるはずの利益も得られなくなるおそれがあります。
見積ソフトは簡単に操作できるため、見積書の作成における悩みや問題を解決できるうえに、業務効率の向上が可能になります。
「簡単に操作できると機能面が不安…」と思うかもしれませんが、心配はありません。
電気工事の見積ソフトのなかには、手書き図面をスキャナーで取り込んで見積書を自動作成できる機能が備わっているタイプもあり、図面作成から見積書作成まで効率よく進められます。
さらに、請求書の作成や値引き計算なども自動で行えるなど、業務未経験者や新入社員の方でもスムーズに見積書を作成でき、直接的に業務効率化につなげることが可能です。
エクセルによる見積書の作成は入力漏れやミスが発生しやすく、なかにはフォーマットを崩してしまい時間がかかるケースもあるでしょう。
見積ソフトはマウス操作だけで入力でき、入力内容の自動チェックまで対応する製品もあります。
エクセルはヒューマンエラーが起こりやすい一方で、見積ソフトはミスがなくなる分だけ作業時間を短縮できるのがメリットです。
また、過去の見積データを活かして簡単に見積書を作成することもできるので、エクセルに比べて圧倒的に時間を短縮できます。
正確な見積積算が可能に
正確な見積書を作成するには、正確な積算をしなければなりません。
手作業による拾い出しは、時間がかかるうえにミスも起こりがちです。
材料を1つ拾い忘れたり単価を間違えてしまったりすると、見積金額に大きく影響してしまいます。
とくに、建設現場に関わる業種のなかでも電気工事は使用する材料が多いため、拾い忘れや数字の間違いが起こりやすく、利益の減少または赤字になってしまうリスクが付きまといます。
だからといって、見積ソフトを活用しても、ただの表計算ソフトや汎用ソフトでは対応しきれない部分もあり、問題が解決できるとは言えません。
その点、電気工事用の見積ソフトを活用すると、正確性はグッと高まります。
電気工事用の見積ソフトのなかには、資材メーカーのカタログ情報を取り込んでいるものもあります。
見積書を作成する際は、カタログを手元に置いて単価を調べながら作業するのが一般的ですが、見積ソフトの導入によってわずらわしい手間から解放されます。
しかも、歩掛や複合単価まで画面上で確認でき、一灯計算まで対応してくれる機能を備えているため、業務負担も大幅に減らせるでしょう。
電力会社などへの申請作業も簡単になる
見積書の汎用ソフトのなかには申請書フォームを備えているものもありますが、やはり電気工事業に特化した見積ソフトとは搭載している内容が異なります。
すでに汎用ソフトで見積書を作成している企業も、電気工事用の見積ソフトを使用することで、よりスピーディーに見積書を作成できるでしょう。
特に、電気工事用の見積ソフトの場合、全国の電力会社申請書フォームをはじめ、分電盤、系統図、特記仕様書、凡例図面枠などのひな型、電気工事に欠かせない各種データを標準装備しています。
ひな型を活用すれば、会社として統一した書類を作成できるので、担当者ごとに書式が異なる心配もありません。
電気工事の見積ソフトを導入するデメリット(注意点)
電気工事の見積ソフトはたくさんのメリットがある一方で、費用がかかるのがデメリットです。
そのため、費用対効果を考慮して適切なソフトを選ぶことが重要です。
ただ、ほとんどの場合、中長期的に見ると導入時のコストを上回るパフォーマンスを得られることが期待できます。
つまり、見積ソフトを導入しないことが、最大のデメリットと言えるでしょう。
電気工事の業務効率をさらに高めるためのポイント
見積ソフトを導入すると業務効率化につながるのは間違いありません。
しかし、業務効率をもう一段階高めるには「図面作成ソフト」の導入が有効です。
図面作成ソフトが開発される以前は「ドラフター」と呼ばれる製図台を使って作図をしていたため、時間が相当かかっていました。
ところが、技術開発によりパソコンを使用して簡単な操作で設計ができるようになり、現在では図面作成のスマホアプリまで開発されています。
手書きで作図していた当時を知る人にとっては、まさに驚くような技術革新だったのではないでしょうか。
図面作成ソフトは多数リリースされており、建築関係以外の職種でも活用されているものもあります。
ほとんどの製品で平面図や立体図の作成ができるほか、設備の図面も作成できるため、電気工事業の方にとっても利用価値は高いでしょう。
図面作成ソフトには無料と有料がありますが、無料でも業務で使用するのに問題ありません。
ただし、初心者でも操作しやすいソフトなのか、サポートがあるのかなどについては考慮しておきたいところです。
見積ソフトを選ぶときのポイント
見積ソフトのメリットを活かすためには、導入する際の選定ポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、4つのポイントを解説します。見積ソフトの導入目的を考える
見積ソフトは製品によって機能や価格に差があるため、まずは導入する目的を考え、明確にすることが大切です。
完成度の高い見積書を作成したい、納品書や請求書の作成機能が欲しいなど、飛躍的な業務効率化を目的とするなら、高性能の見積ソフトがおすすめです。
一方で、コストをかけずに見積り業務だけを効率化したい場合は、無料の汎用ソフトでも十分でしょう。
見積ソフトの導入目的が明確になれば、その後の選定もスムーズに進みます。
電気工事に特化したものを選ぶ
電気工事は使用する材料が多いため、見積書のページ数が多くなる傾向にあります。
見積ソフトの種類は豊富にあるため、電気工事業に特化しているソフトを選ぶのがおすすめです。
たとえば、電設資材の単価が収録された見積ソフトであれば、カタログを広げて拾う手間がかからず、転記ミスも防止できます。
さらに、一灯計算にも対応する機能があれば、作業も効率化できます。
入力が簡単で使いやすいものを選ぶ
どんなに高性能の見積ソフトを導入しても、入力作業が難しければ導入効果は半減します。
業務効率化と利益向上につなげるためにも、見積ソフトはできるだけ入力が簡単な製品を選びましょう。
たとえば、パソコン作業に不慣れな人でもマウス操作だけで簡単に入力できるソフトや、図面の作成と連動して見積書を自動作成できるソフトがおすすめです。
また、歩掛や複合単価にも対応しているソフトなら入力を簡素化できます。
入力項目が少ないほどミスが減り、見積書の作成までに時間がかからないため、注目すべき重要な要素です。
サポート体制が整っているサービスを選ぶ
見積ソフトを使用するなかで、どうしても使い方が分からず相談したいタイミングはあるものです。
もしサポート体制が充実していなければ、せっかくの機能を活かしきれずに作業を進めてしまうことになるかもしれません。
サポート体制は、見積ソフトを提供する企業によって大きな差があります。
そのため、ソフトの性能と同じくらい重視して比較するべき項目です。
電話やメールによるサポートに加え、訪問や遠隔操作によるサポート体制まで整っていれば、安心して利用できるでしょう。
見積ソフトとともに活用したい代表的な図面作成ソフト
電気工事の見積ソフトと一緒に図面作成ソフトを使用することで効率的な作業が可能になります。そこで、代表的な図面作成ソフトとしてJWCADとAutoCADを紹介します。
無料ソフトのJWCAD
図面作成ソフトのなかには、ワードやエクセルのように開発元に利益が入る仕組みのものも多いです。
そのため、電気工事の図面作成に必要なソフトも有料のものばかりだと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実は多くの電気工事士が実際に使っているソフトは、有料ではなく無料のタイプです。
それが「JWCAD」と呼ばれるソフトウェアです。
建築士が開発に関わっているため、無料版のソフトウェアとはいえ、高額な市販ソフトに負けない操作性があると評判です。
しかも、優秀な性能を誇るうえに、バージョンアップされるごとに改良が重ねられ使いやすくなっています。
その使い勝手の良さから、建設業界の中小企業や個人事業主の多くが活用しているといわれています。
JWCADの主な特徴として、外部変形という拡張機能が付いていることが挙げられます。
外部変形とは、JWCADの制作者ではなく外部の方によって作られたプログラムを実装できる機能です。
JWCADの利便性向上につながるさまざまなプログラムがインターネット上で公開されており、自分に必要な機能を取り込んでカスタマイズできます。
さらに、JWCADには次のような豊富な機能があります。
- マウス操作でショートカットメニューを起動できる
- 透視図の作成が可能
- 建具や設備図面を簡単に作図できる
とりわけ、マウス操作による作図はドラフターを使っている感覚で操作できると評判で、JWCADが初めての人でも馴染みやすいです。
無料ソフトのため保証やサポートは付いていませんが、ホームページ内の情報交換室で質問できるので、利用にあたって困ることはほとんどありません。
まずはダウンロードして試してみることをおすすめします。
有料だけど高機能なAutoCAD
JWCADは無料の図面作成ソフトとして非常に優秀ですが、さらに高機能を求めたい人には「AutoCAD」という図面作成ソフトがあります。
こちらは有料で、通常版であれば7万1,500円、業種別ツールセットが含まれた上位版の「AutoCAD Plus」は23万1,000円です(2021年9月時点)。
どちらもサブスクリプション形式で、1カ月から利用可能となっています。
いずれの製品も平面や立体の図面作成が可能で、電気工事の図面作成でも業務効率向上に役立ちます。
特に「AutoCAD Plus」には、建築設計以外に電気制御設計や機械設計、設備設計、プラント設計なども対応しており、公式サイトの発表によると生産性が平均で63%向上しています。
有料ではありますが、無料のJWCADと比べて拡張性が高く、高機能の汎用CADソフトと言えるでしょう。
AutoCADの主な特徴は次の通りです。
- エクセルで作った表の挿入が可能で、マイクロソフトオフィスと連携できる
- 似たような図面を描くときに元のファイルを参照しながら描写できるため、修正は元の図面だけで済む
- 囲まれた部分の面積を計算できる
- 3D機能により断面だけを切り取って確認できる
- モバイルアプリもリリースされており、ほぼすべてのデバイスからアクセス可能
→ 現場で大きな図面を開かなくても、手元のスマホアプリで確認できる
さらに、AutoCADは操作性の良さから日本だけでなく世界中で広く使用されています。
そのため、外国の企業と取引する際にも直接ファイルのやりとりが可能なのも大きな魅力です。
JWCADとAutoCADの違い。どちらを選ぶべき?
サポートやコスト面からも検討してみよう!JWCADとAutoCADの違いとしては、専用のサポートがついているかどうかにも差があります。
AutoCADは有料版ですので、作成している会社も利益を得るために、購入後のアフターケアに力を入れています。
一方、JWCADは無料ソフトウェアのため、専用のサポートはありません。
そのため、使用方法はマニュアルやネットを参考にして独学で学ぶことが基本となります。
現在では、CADインストラクターと呼ばれる、CADの使い方を教える専門の講師もいます。
ただし、講義を受講するためには費用が必要です。
対面型の授業であれば1回あたり5,000円〜1万円程度かかり、すべて受講すると結局数万円になることもあります。
いくら無料ソフトとはいえ、使いこなせなければ導入する意味はありません。
JWCADの講義を受講するのであれば、廉価版のAutoCAD LTを導入するのとコスト面でほとんど変わらない場合もあります。
どちらが良いか迷う人はとりあえず問い合わせしてみよう?
他にも、フリーソフトであるJWCADと有料ソフトであるAutoCADの違いとして、開発の継続性があります。
フリーソフトは利益を上げることを目的としていないため、今後も開発が継続されるかどうかは不透明です。
例えば、OSのバージョンアップや不具合発生時の修正パッチの配布などにおいては、有料ソフトの方が対応が早い場合が多いです。
規模の比較的小さい会社ではそれほど問題にならないかもしれませんが、多くの顧客を抱える企業では、対応の遅れが死活問題になることもあります。
JWCADは無料ソフトとして優れていますが、大幅にシェアを拡大していないのは、大企業には採用されにくいという理由もあるからです。
ここまで述べてきたように、電気工事の見積書を作成する際には、見積ソフトを利用する方が効率的です。
しかし、フリーソフトを使うか有料ソフトを使うかは、会社の規模や状況によって異なるため、一概にはいえません。
そのため、見積ソフトに興味を持った方は、まずは調べてみたり、メーカーに問い合わせてみたりすることをおすすめします。
費用対効果を考えながら導入を検討することが大切です。
図面作成ソフトと連携できる見積ソフトの活用がベストな選択肢!
見積ソフトの導入により、電気工事の業務効率は大幅に向上することが期待できます。
そして、見積ソフトとともに、電気工事のデジタル化に欠かせないのが図面作成ソフトです。
見積ソフトと図面作成ソフトの両方を導入することが理想的ではありますが、その分コストがかさむリスクもあります。
そこでおすすめしたいのが、見積機能と図面作成機能の両方を兼ね備えた画期的なソフト、「plusCAD電気α」です。ソフトをおすすめできる理由として、以下のポイントが挙げられます。
- 電設材料の登録数が10万点あり、作図が圧倒的に早い
- 作図すれば見積書を自動作成、一棟工事にも対応
- 図面または見積書から請求書を自動作成
- 作図や申請書フォームなど、業務効率化につながる各種データを標準装備
- スキャナーで手書きの図面を取り込み可能
さまざまな見積ソフトが販売されていますが、多くは見積機能に特化した製品です。
作図機能がなく、図面作成ソフトとも連携していない製品を購入しても、業務効率化にはつながりにくいでしょう。
そのため、電気工事の見積ソフトを導入するなら、「plusCAD電気α」が特におすすめです。
電気工事見積ソフトについてよくある質問
見積ソフトの導入にはどのようなメリットがありますか?
もっとも大きなメリットは業務効率化です。材料の一つひとつを抜けなく拾ったうえで各材料の単価を調べて見積書を作成する流れのなかで、何かしらのミスがあると工事が赤字になってしまうリスクがあります。しかし、見積ソフトの使用により、従業員の業務負担を減らしつつ正確な見積書の作成も可能です。「plusCAD電気α」を利用すると、さらにたくさんのメリットを得られるでしょう。
無料の図面作成ソフトでも業務効率化は可能ですか?
はい、可能です。ただし、電気工事の図面作成に対応できる無料ソフトもありますが、やはり機能面では有料ソフトのほうが優れています。また、無料ソフトはサポート体制がなかったり、あったとしても対応が不十分だったりするケースがあります。その点「plusCAD電気α」は夜間や土曜でもサポートを受けられますし、機能も豊富ですから今日の効率を飛躍的に高めることは可能です。
見積ソフトと図面作成ソフトのどちらか一方を購入したいのですが?
業務効率化を考えるのであれば、どちらか一方ではなく両方の機能を備えたソフトを選ぶのがおすすめです。「plusCAD電気α」を導入すれば、複雑な操作をしなくても図面の作成ができます。図面のでき上りに連動して見積書が自動作成されるので手間がかかりません。
さらに、図面や見積書から請求書を自動作成できたり、ワンタッチで見積金額を自動調整してくれたりするなど豊富な機能が備わっています。
見積ソフトを選ぶときは何をポイントにしたらいいですか?
料金体系や製品の使いやすさ、サポート体制など見るべきポイントはたくさんあります。なかでも、電気工事は見積書を作成するための積算作業が煩雑になりがちなので、作図と積算、見積書の作成が連動した製品に着目して選ぶのがおすすめです。
ただし、優れた機能でも扱いにくいソフトは業務効率が上がらないため、使いやすさも重視しましょう。ソフトに関する疑問をすぐに解決できるように、サポート体制が充実している点も見逃せない比較ポイントです。
JWCADとAutoCADはどんな違いがありますか?
どちらも多くの企業で導入され、人気の高い汎用CADソフトとして知られています。大きな違いとしては、JWCADは無料で誰でも利用できる一方で、動作保証やサポートがありません。AutoCADは有料で高価なソフトとなっており、使い方を学べるeラーニングやサポートが用意されています。
機能面ではどちらが優れているといったことはなく、無料のJWCADでも制度の高い図面作成が可能です。
これからCADを使うのであれば、まずはJWCADを使用し、物足りなければAutoCADまたは他のCADソフトを使用するのも良いでしょう。
電気工事で使えるおすすめの見積ソフトはありますか?
見積ソフトはさまざまな製品が登場していますが、なかでも「plusCAD電気α」がおすすめです。「plusCAD電気α」は、図面作成と見積機能の両方を備えているため、作業効率が飛躍的に向上します。しかもマウス操作だけで完結するので、パソコンに不慣れでも問題ありません。
「plusCAD電気α」は、図面を作成すると見積書を自動で作成する機能、図面や見積書から請求書を自動作成する機能など、従来の手作業を自動化できるのが強みです。
見積作業では、拾い出しにミスがあると全体の金額に大きなズレが生じるリスクがある一方で、慎重しすぎると時間がかかってしまいます。作業の多くを自動化できれば正確な見積書をスピーディに作成できるため、従業員の負担も軽減されます。結果的にワークライフバランスの改善につながるので、働き方改革の実現に向けて一歩前進できるでしょう。
見積だけに特化した従来のソフトでは総合的な業務改善は難しいため「plusCAD電気α」の導入をおすすめします。
見積ソフトを導入するデメリットはありますか?
メリットの多い見積ソフトですが、導入にあたっては「コストがかかる、操作の習得まで時間がかかる、セキュリティ対策が必要」という問題があります。コストの問題は、見積ソフトの導入でどんな問題を解決したいのかを考えましょう。見積ソフトは各社から出されており、製品ごとに機能や性能が異なります。機能性に優れ値段の高いソフトを導入した結果、不要な機能が多くて使いこなせないケースもあるので、慎重に検討しましょう。
また、ソフトの操作方法をマスターするまでの時間は個人差があるものの、ある程度の時間を要するのが通常です。不慣れなうちはカスタマーサポートなどに確認しながら進める必要があり、どうしても時間がかかります。
工事業に特化していない汎用見積ソフトを導入した場合はサポートもないのが一般的なので、さらに時間を要するでしょう。加えて、ほとんどの見積ソフトはパソコン上でのデータ管理となるため、セキュリティ対策が欠かせません。
悪意のある第三者による攻撃は会社の規模に関係なく行われるので、事業に関わる機密事項や個人情報が漏れないように適切な対策が必要です。
電気工事の見積の費用相場はどれくらいですか?
電気工事の見積金額は、工事ごとに大きく異なります。一般家庭から大型商業施設まで幅広い需要がある電気コンセント・分電盤工事の場合、作業費込みで10万円からが目安となります。商業施設やビルの場合は工事規模が大きくなり、人件費もかさむので費用はさらに高くなります。コンセントや分電盤工事と同様に需要が高いのが照明器具の取り付け工事です。コンセント・分電盤・照明器具の工事はセットで行われるケースが多く、合計で12万円からが相場となります。
特殊な照明器具を設置したり、高所に設置したりする場合は上乗せして見積りを出すのが一般的です。
また、近年の防犯意識の高まりから、防犯カメラをはじめとするセキュリティ関連の工事を依頼されるケースも増えてきました。
製品の性能にもよりますが、防犯カメラは5万円からが相場です。電気工事の仕事のうち、1工事あたりの売上が大きくなるのが太陽光発電システムの設置工事です。資材と設置費込みで200万円以上となることが多く、売上が大きいぶんだけ利益額の向上も期待できます。