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  • 2026年02月02日

積算の拾い出しとは?初心者でも失敗しない数量算出の基本と効率化のコツ

積算の拾い出しとは?初心者でも失敗しない数量算出の基本と効率化のコツ

建設工事の見積作成において、工事費用の根拠となる数量を算出する「拾い出し」は、非常に重要な作業です。
この作業の精度が、見積金額の妥当性や最終的な利益を大きく左右します。
この記事では、積算における拾い出しとは何かという基本から、具体的な作業の拾い方、ミスを減らして効率化するためのコツまでを解説します。

初心者の方が基礎から学べるだけでなく、手作業に課題を感じている担当者の方にも役立つ情報を提供します。

コンテンツ

積算における「拾い出し」とは何をする作業なのか

積算とは、工事全体にかかる費用を算出する業務であり、その根幹をなすのが「拾い出し」という作業です。
拾い出しとは、設計図書を基に、工事に必要な材料の数量や、施工に必要な手間(人工)を一つひとつ数え上げ、リスト化していく地道な工程を指します。

この拾い出された数量に、材料の単価や労務費を掛け合わせることで、初めて正確な工事費用の見積が完成します。
つまり、拾い出しは積算業務の精度を決める最初のステップであり、最も重要な土台となる作業です。

拾い出しの意味を一言で説明すると

拾い出しとは、設計図書(図面や仕様書)から、工事に必要な資材の数量や種類、工事面積、作業量をすべて洗い出して数え上げる作業です。
具体的には、壁や床の面積、コンクリートの体積、配管や配線の長さ、ドアや窓の数、設置する機器の台数などを、図面を読み解きながら一つ残らずリストアップしていきます。
この工程は、工事費を構成する要素を正確に把握するために不可欠であり、後の見積作成や予算管理の基礎データとなります。

なぜ積算では「拾い出し」が重要なのか

積算において拾い出しが重要な理由は、その結果が工事費用の根幹、すなわち見積金額の精度に直結するためです。
拾い出しに漏れがあれば、必要な材料費や人件費が計上されず、赤字工事になるリスクが高まります。
逆に、数量を過大に計上してしまうと、競争力のない高い見積となり、失注の原因になりかねません。

正確な拾い出しは、適正な価格で受注し、企業の利益を確保するための大前提となる、信頼性の高い見積を作成するために不可欠な作業です。

拾い出しと見積作成は別工程である

拾い出しと見積作成は、一連の積算業務の中で密接に関連していますが、役割が異なる別々の工程です。
拾い出しは、設計図書に基づいて工事に必要な「数量」を算出する作業です。
一方、見積作成は、拾い出しで算出された数量に対して、材料の単価や労務費などの「単価」を掛け合わせ、工事全体の「金額」を算出する作業です。

つまり、「数量を出す」のが拾い出し、「金額を出す」のが見積作成であり、拾い出しは見積作成の前段階に位置する工程となります。

積算拾い出しの基本的な流れ【全体像】

積算の拾い出しは、正確性と網羅性が求められる緻密な作業であり、正しい手順を踏むことが重要です。
基本的な拾い方としては、まず設計図書を隅々まで読み込んで工事の全体像を把握することから始まります。

次に、図面や仕様書から拾い出すべき項目を工種ごとや部位ごとに整理し、リストアップします。
そして、そのリストに基づき、各項目の数量を一つひとつ計算し、誰が見ても分かるように拾い出し表へまとめていく、という流れで進めるのが一般的です。

図面・設計書を読み込む

拾い出し作業の第一歩は、工事の設計内容が記された図面や仕様書といった設計図書を正確に読み込むことです。
まず、平面図、立面図、断面図などから建物の形状や寸法、構造を把握し、同時に仕様書で指定されている材料の種類や仕上げ、施工方法を確認します。
この段階で図面間の整合性が取れているか、不明な点はないかなどをチェックし、工事の全体像と詳細を深く理解することが、後の拾い漏れや解釈の間違いを防ぐ上で極めて重要になります。

拾い出す項目を整理する

設計図書の内容を理解したら、次に工事に必要な材料や手間を項目ごとに整理してリストアップします。
この作業は、拾い漏れや二重計上を防ぐために体系的に行う必要があります。
例えば、建築工事であれば躯体、仕上げ、建具などの大項目から、コンクリート、鉄筋、内装材といった細項目へと分類していきます。

同様に、電気設備工事であれば配線、器具、盤などを、給排水設備工事であれば配管、継手、衛生器具などを洗い出します。
このリストが、実際の数量算出作業のベースとなります。

数量を算出し、拾い出し表にまとめる

拾い出す項目のリストが完成したら、図面に基づいて各項目の数量を具体的に算出していきます。
長さ、面積、体積、個数、重量など、項目に適した単位で計算を行います。
例えば、壁の面積は「幅×高さ」、コンクリートの体積は「縦×横×厚さ」で求めます。

算出した数量は、計算根拠とともに拾い出し表(数量調書)に正確に記入します。
この表は、誰が見てもどの部分の数量なのかが分かるように、部位や階、部材の種類などを明記して整理することが重要です。

拾い出しで使う主な図面とチェックポイント

正確な拾い出しを行うコツは、多種多様な図面を正しく理解し、それぞれの役割に応じて必要な情報を的確に読み取ることです。
建築の基本となる平面図・立面図・断面図はもちろん、電気や配管などの設備図、そして図面だけでは分からない細かな仕様が記載された仕様書まで、複数の資料を横断的にチェックすることが求められます。

これらの図書を組み合わせ、立体的に建物をイメージしながら情報を抽出することで、拾い漏れや解釈ミスを防ぐことができます。

平面図・立面図・断面図の役割

建物の拾い出しにおいて基本となるのが、平面図、立面図、断面図です。
平面図は建物を水平に切断して真上から見た図で、部屋の配置や壁の位置、窓やドアなどの開口部の寸法を把握するために使います。

立面図は建物を真横から見た外観図であり、外壁の面積や外部の仕上げ材の数量算出に不可欠です。
断面図は建物を垂直に切断した図で、天井高や階高、壁や床の内部構造、基礎の形状など、平面図だけでは分からない高さ方向の情報を読み取るために用います。

設備図・配管図・配線図で見るべきポイント

電気、空調、給排水衛生といった設備工事の拾い出しでは、専門の設備図が中心となります。
配管図や配線図を見る際は、機器の数量や種類だけでなく、それらをつなぐ配管や配線の「ルート」と「長さ」を正確に追うことが重要です。

図面上では直線に見えても、実際の施工では天井裏や壁内での上下の移動(立ち上がり・立ち下がり)が発生するため、断面図や詳細図と照らし合わせて、隠れた部分の長さも見落とさないよう注意深く計測する必要があります。

仕様書・特記仕様書で拾い漏れを防ぐ

図面には描ききれない、工事に関する詳細な約束事を記載したものが仕様書です。
標準仕様書には材料の品質や施工方法などの一般的な基準が、特記仕様書にはその工事独自の特別な要求事項が記されています。
例えば、使用するネジの種類や断熱材の厚み、塗装の回数など、金額に影響する重要な情報が含まれているため、図面と併せて必ず熟読しなければなりません。

特に特記仕様書は標準からの変更点を示すため、見落とすと大きな拾い漏れにつながる可能性があります。

積算拾い出しでよくあるミスと失敗例

積算の拾い出しは手作業が多く、ヒューマンエラーが起こりやすい工程です。
初心者が陥りがちなミスを事前に把握し、対策を講じることが、正確な積算を行うための重要なコツとなります。
特に、数量の拾い漏れや二重計上は最も頻繁に発生する失敗例です。

また、単位の誤りや計算根拠が不明瞭になること、設計変更に伴う図面の更新を見落とすことも、見積の信頼性を損なう大きな要因となるため、細心の注意を払う必要があります。

数量の拾い漏れ・二重拾い

拾い出しで最も多いミスが、数え忘れである「拾い漏れ」と、同じ箇所を重複して数えてしまう「二重拾い」です。
これらは複雑な図面で集中力が途切れた際や、複数の担当者で分担して作業を進める際に特に発生しやすくなります。
対策として、拾い出した箇所を図面に色鉛筆やマーカーで着色する方法が有効です。

また、拾い出し表の項目を部位ごとや階ごとに整理し、体系的にチェックできるフォーマットにすることも、ミスを組織的に防ぐ上で役立ちます。

単位・数量根拠があいまいになる

数量を算出する際の単位(m、㎡、㎥、kg、個など)を間違える、あるいは計算の根拠となる式や参照箇所を記録し忘れることも、よくあるミスの一つです。
単位を間違えれば見積金額が大きくずれてしまいますし、数量の根拠が不明確だと、後から見直しや検算をする際に、どこをどのように計算したのかが分からなくなります。

第三者によるチェックや、将来の類似案件で参照するためにも、拾い出し表には必ず単位と計算式(例:5.0m×2.4m=12.0㎡)を明記する習慣が重要です。

図面の読み違い・最新版の見落とし

設計変更は建設プロジェクトにおいて日常的に発生するため、常に最新の図面で作業を行っているかを確認することは非常に重要です。
古い版の図面で拾い出しを進めてしまうと、変更箇所が反映されず、最終的な見積が実態と大きく乖離してしまいます。

作業を開始する前には、必ず図面の版数や日付を確認し、複数の図面間で整合性が取れているかをチェックする癖をつけましょう。
図面の読み違いも同様で、少しでも疑問があれば自己判断せず、設計者に確認することが手戻りを防ぐ最善策です。

手拾い(Excel)による積算拾い出しの特徴と限界

多くの企業で、手計算やExcelを用いて数量を拾い出す「手拾い」が行われています。
特別なソフトが不要で手軽に始められる一方、作業の属人化やヒューマンエラーといった課題も抱えています。

小規模な工事であれば十分対応可能ですが、建物の大規模化や複雑化が進む現代において、手拾いだけでは精度とスピードの両面で限界が見え始めており、業務効率化の大きな障壁となりつつあります。

手拾いのメリット

手拾いの最大のメリットは、導入コストがほとんどかからない点です。
多くのPCに標準でインストールされているExcelなどの表計算ソフトを使えば、特別な初期投資なしにすぐにでも拾い出し作業を始められます。

また、決められたフォーマットがないため、会社のルールや案件の特性に合わせて自由に計算シートを作成できる柔軟性も魅力です。
小規模で単純な工事であれば、専用ソフトを導入するよりも手軽で、迅速に作業を進めることが可能な場合もあります。

手拾いで起きやすい課題

手拾いには多くの課題が存在します。
最も大きな問題は、手入力や手計算による拾い漏れ、計算ミス、転記ミスといったヒューマンエラーが避けられないことです。
また、作業に膨大な時間がかかり、担当者の経験やスキルに精度が依存するため、業務が属人化しやすくなります。

その結果、担当者が変わると品質を維持できなかったり、計算根拠が分からなくなったりするリスクがあります。
さらに、急な設計変更が発生した場合、関連する数値をすべて手作業で修正する必要があり、対応に手間と時間がかかります。

積算ソフトを使った拾い出しとの違い

積算ソフトは、従来の手拾いが抱える課題を解決するために開発されたツールです。
手作業による計算や転記を自動化し、ヒューマンエラーを大幅に削減することで、積算業務の精度とスピードを飛躍的に向上させます。

ソフトの導入にはコストがかかりますが、業務効率の改善や属人化の解消といったメリットは大きく、企業の競争力強化に直接つながる投資となります。
ここでは、ソフトを使った拾い出しの考え方と、手拾いとの具体的な違いを解説します。

積算ソフトによる拾い出しの考え方

積算ソフトによる拾い出しとは、手作業で行っていた数量の計測や集計を、ITツールを用いて半自動化する考え方です。
多くのソフトでは、PDFやCADの図面データを画面上に表示し、マウスで壁の長さをクリックしたり、部屋の面積を囲ったりするだけで、ソフトウェアが自動的に数量を計算してくれます。

算出された数量は、設定された内訳書や集計表に自動で反映されるため、手入力や転記の必要がありません。
これにより、ヒューマンエラーを根本から削減し、作業の正確性と速度を両立させます。

手拾いとソフト拾いの比較

手拾いとソフト拾いを比較すると、その違いは明確です。
スピード面では、ソフトが図面から直接計測・自動集計するため、手拾いより圧倒的に高速です。
精度面でも、ソフトは計算ミスや転記ミスが発生しないため、ヒューマンエラーが多い手拾いよりも格段に高くなります。

属人化の観点では、手拾いは個人のスキルに依存しますが、ソフトは操作方法さえ覚えれば誰でも一定の品質を保てます。
一方、コスト面では手拾いが低コストであるのに対し、ソフトは導入・運用費用が発生します。

どんな現場・会社にソフト拾いが向いているか

積算ソフトの導入は、特に複数の案件を同時に抱え、拾い出し作業に多くの時間を費やしている会社に向いています。
また、ベテラン担当者の退職を控え、技術継承や業務の属人化解消が課題となっている企業にも有効です。
正しい拾い方を標準化するコツとして、ツールは大きな役割を果たします。

さらに、複雑な形状の建物や大規模なプロジェクトを多く手掛ける現場では、手拾いでのミス発生リスクが高まるため、ソフトによる精度向上の恩恵が大きくなります。

拾い出し作業を効率化する方法と、仕組み化という選択肢

拾い出し作業の効率化は、単に個人の作業スピードを上げることだけを指すのではありません。
より本質的な効率化とは、ミスを減らし、手戻りをなくし、誰が担当しても安定した品質を保てる「仕組み」を構築することです。
個人のスキルに依存した属人的なやり方から脱却し、組織全体で標準化されたプロセスを確立することが、継続的な生産性向上につながります。

その手段として、ITツールの活用は非常に有効な選択肢となります。

拾い出し作業を効率化するための考え方

拾い出し作業を真に効率化するためには、作業の属人化を防ぎ、標準化を進めるという考え方が不可欠です。
個人の経験や勘に頼った作業は、担当者不在時に業務が滞るリスクや、品質のばらつきを生みます。
そこで、社内で拾い出しのルール(チェック方法、ファイルの命名規則など)を統一し、誰が作業しても同じ手順と品質で進められる「仕組み」を作ることが重要です。

これにより、作業の引き継ぎがスムーズになり、組織全体の業務レベルが底上げされます。

拾い出し結果を誰でも確認・共有できる状態にする

拾い出しの結果やその計算根拠が、作業した本人にしか分からない状態は、業務の透明性を著しく下げ、大きなリスクとなります。
作成した拾い出し表や根拠資料は、特定の個人のPC内だけでなく、サーバーやクラウドストレージなど、関係者全員がアクセスできる場所で管理することが重要です。
データが共有されていれば、上長や別担当者によるダブルチェックが容易になり、ミスの早期発見につながります。

また、担当者の急な不在時にも、他の人がスムーズに業務を引き継ぐことが可能になります。

拾い出し〜見積作成までを一元管理する重要性

拾い出しで算出した数量データは、その後の見積作成、実行予算管理、さらには資材の発注業務にまで引き継がれていきます。
これらの工程が別々のExcelファイルなどで分断されていると、工程間でデータを転記する際にミスが発生しやすくなります。
拾い出しから見積作成までを一元管理できるシステムを導入すれば、データの連携がシームレスになり、転記作業そのものが不要になります。

これにより、業務全体の効率が向上し、データの一貫性と信頼性が確保されます。

積算拾い出しを仕組みで支えるツールという選択

ここまで見てきたように、拾い出し作業を効率化するために大切なのは、
単に作業スピードを上げることではありません。
ミスや手戻りを減らし、誰が担当しても同じ品質で進められる状態を作ることが、結果として全体の効率を高めます。

特に、拾い出した数量が見積作成で終わり、その後の工事管理や原価確認では別の資料で管理されている場合、
再入力や転記が発生し、手間が増えてしまうことも少なくありません。
せっかく時間をかけて拾い出しても、後工程で活かしきれなければ、効率化とは言えないでしょう。

ツールを検討するときに整理しておきたいポイント

拾い出しのやり方を見直す際は、「ソフトを使うかどうか」よりも、まず次の点を整理してみると判断しやすくなります。

拾い出しの根拠(図面のどこか、計算式)が分かる形で残るか設計変更があったときに、修正や見直しがしやすいか拾い出した数量を、見積作成や工事管理までつなげられるか担当者が変わっても、同じレベルで作業できるかこれらを満たせるかどうかが、ツール選びの一つの目安になります。

拾い出し結果を業務全体で活かしたい場合

拾い出しから見積、工事台帳、原価管理までを一連の流れとして整理できると、数字の転記や確認の手間が減り、後から見返したときも状況を把握しやすくなります。

こうした進め方を考える場合、積算業務全体をまとめて管理できる仕組みを持つツールを、「参考情報の一つ」として確認してみるのも選択肢の一つです。
例えば、「要 ~KANAME~」は、拾い出し結果を後工程まで活かす考え方を前提に設計されています。

図面を見ながら拾い出しを進めたい場合

電気設備工事などでは、「どこから拾った数量なのか」を図面と一緒に確認できることが、修正やチェックのしやすさにつながります。

図面を起点に拾い出しから見積作成まで整理したい場合には、電気工事の実務を前提にしたツールを確認してみると、作業の流れがイメージしやすくなります。
例えば、plusCAD電気αは、図面と数量を結びつけて管理したいケースで検討されることがあります。

※ここで挙げたツール名は、あくまで考え方を理解するための一例です。
自社の業務フローや課題に合うかどうかを基準に判断することが大切です。

まとめ|積算拾い出しを「人に依存しない業務」に変えていく

積算の拾い出しは、見積金額の精度を左右するだけでなく、工事の利益を守るための土台となる重要な工程です。
拾い漏れや二重拾い、単位ミス、図面の版違いといった小さなミスが、最終的には大きな金額差や手戻りにつながるため、まずは正しい手順を理解し、数量の根拠を残しながら作業を進めることが欠かせません。

手拾い(Excel)だけで対応できる場面もありますが、案件数の増加や設計変更が重なると、転記や修正の手間が増え、属人化やミスのリスクが高まりやすくなります。
そのため、拾い出し作業を見直す際は、作業スピードだけでなく、誰が担当しても同じ品質で進められるか、後工程まで無理なくつなげられるかという視点で、業務の進め方や仕組みを整理することが重要です。

 

積算拾い出しについてよくある質問

ここでは、積算の拾い出し業務に関して、初心者や実務担当者から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。
拾い出す範囲の判断基準や、似た用語との違い、Excelでの対応の可否、ミスを防ぐための具体的な方法など、日々の業務で抱きがちな疑問を解消するための参考にしてください。
これらの知識は、より正確で効率的な拾い出し作業を行う上で役立ちます。

Q1. 積算拾い出しはどこまで拾えばよいですか?

工事費用の算出に必要な項目をすべて拾い出すのが基本です。
公共建築工事では「公共建築数量積算基準」に準拠しますが、民間工事では社内ルールや過去の類似案件を参考に範囲を決定します。
数量の大小にかかわらず、図面や仕様書に記載されているものは原則としてすべて拾い出す必要があります。

Q2. 拾い出しと数量計算(数量算出)の違いは何ですか?

実務上はほぼ同じ意味で使われますが、厳密には異なります。
拾い出しは、図面から必要な部材や工事項目を「リストアップする行為」を指します。
一方、数量計算(数量算出)は、リストアップされた項目ごとに、具体的な長さや面積、個数などの「数値を計算する行為」を指します。

一連の作業として扱われることがほとんどです。

Q3. 拾い出しはExcel(手拾い)だけでも対応できますか?

小規模で単純な工事であれば、Excelだけでも対応可能です。
しかし、建物が大規模・複雑になるほど、手作業によるミスが増え、作業時間も膨大になります。
業務の効率性や正確性を考慮すると、多くの場合は専用の積算ソフトを導入する方が、長期的なメリットが大きくなります。

Q4. 拾い出しミスを防ぐ一番の方法は何ですか?

ダブルチェックの徹底が最も効果的です。
作業者自身によるセルフチェックに加え、可能であれば別の担当者が検算を行う体制を整えることが理想です。
また、拾い出した箇所を図面上で色分けする、チェックリストを活用するなど、ミスを視覚的に防ぐルールを設けることも有効な手段です。

Q5. 拾い出し作業は未経験者でもできますか?

基本的な図面の読み方を習得すれば、未経験者でも作業は可能です。
ただし、建物の構造や部材に関する一定の知識がなければ、正確な拾い出しは難しいでしょう。

最初は小規模な案件から始め、経験豊富な先輩や上司にレビューを受けながら進めることで、安全にスキルを身につけることができます。

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