- 2026年06月04日
VOL7 専門用語で書いても伝わらない
経営・集客・採用

・会社名が検索されていること
・ホームページが判断材料として見られていること
・求職者が応募前に会社を調べていること
についてお話してきました。
その中で、実際によく聞くのが、
「ホームページは必要だと思っている」
という声です。
ただ一方で、
「何を書けばいいのか分からない」
「専門のことだから、どう説明すればいいか難しい」
「業界の人には伝わるんだけどね」
という話になることも少なくありません。
特に建設業では、
普段当たり前に使っている言葉が、
一般の方や未経験の求職者には伝わっていないことがあります。
今回は、
「専門用語で書いても伝わらない理由」
というテーマで、
建設会社で実際によくある会話をもとに、
ホームページや求人で起きやすい“言葉のズレ”について整理していきたいと思います。
コンテンツ
1 よくある会話
1-1 「専門の人は分かるけど、一般の人は分からない」
お客様とお話をしていると、こんな言葉をよく耳にします。
「求人をしていて感じるのは、業界の人には伝わる言葉でも、一般の人には意外と伝わっていないということです。」
この言葉は、建設会社の社長とホームページや求人の話をする中で、よく出てくる会話の一つです。
実際に、その流れでこんなお話になることがあります。
「欲しいのは求人の応募なんだけど、なかなか来ない」
「問い合わせは来るには来るけど、多いのは営業電話や営業メールばかりなんだよな」
「修理の依頼も来るけど、本来やっている仕事とは違うものが来るんだよ」
こうした声はよく聞きます。
2 言葉のズレが起きている
2-1 会社が使っている言葉と探す人の言葉は違う
建設会社のホームページでは、
業界で使われている言葉がそのまま書かれていることがあります。
もちろん、それ自体が間違いというわけではありません。
ただ、ホームページを見る側は、
その言葉を前提にして見ているわけではありません。
仕事を探している人や、工事を依頼しようとしている人は、
スマートフォンで会社名を検索したり、
ハローワークで見た会社を自宅で調べたりしながら、
情報を確認しています。
そのときに使われるのは、
業界の言葉ではなく、分かりやすい言葉です。
2-2 実際にどうズレているのか
例えば、水道工事店や電気工事店の例で見てみます。
業界の中では
・給排水工事
・本管工事
・水道施設工事
といった言葉が使われています。
ですが、一般の方は
「水道工事屋さん」
という認識で見ています。
例えば、本管工事をしている会社でも、
「水道屋です」と伝えると
「トイレやお風呂の修理をする会社なんですね」
と受け取られることがあります。
実際には
「そういう工事ではなく、道路の下の工事です」
という説明になることも少なくありません。
電気工事でも同じです。
例えば、電柱工事をしている会社でも
「電気工事です」と伝えると
「コンセントやエアコンを付ける会社」
というイメージを持たれることがあります。
このように
・内線工事 → 電気工事
・空調衛生設備工事 → エアコン工事
・修繕 → 修理
・改修工事 → リフォーム
専門用語は、伝わっているようで伝わっていません。
また、求職者の多くは未経験者であり、
業界の言葉を知らない状態で仕事を探しています。
つまり
一般の方と同じ目線で見ている
ということになります。
3 なぜこのズレが問題になるのか
3-1 問い合わせの内容がズレる
言葉のズレがあると、
本来とは違う内容の問い合わせが増えることがあります。
・営業電話や営業メールが増える
・対応していない修理の問い合わせが来る
・別の会社と勘違いされる
実際に
「電話しやすいように携帯番号を載せていた」
「メールアドレスをそのまま公開していた」
というケースでは、
営業連絡やスパムの原因になっていることもあります。
また
「Googleで見たら閉業になっていた」
「別のサイトの情報を見て勘違いされた」
といったように、
意図しない情報で判断されてしまうこともあります。
3-2 見ても理解されない
仮にホームページを見てもらえたとしても、
使っている言葉が難しいと、内容が伝わりにくくなります。
実際に、半年前に専門業者で高額でホームページを作成した会社でも、
このようなケースがありました。
ハローワークとホームページの両方に求人を出していましたが、
応募はゼロの状態が続いていたそうです。
よく話を聞いてみると
・仕事内容のイメージが分かる情報が少なかった
・働いている様子が伝わらない
・未経験でもできるのかが分からない
といった状態になっていました。
つまり
「会社のことは載っているが、働くイメージが伝わっていない」
という状態です。
・何の会社なのか分からない
・自分に関係があるのか分からない
・応募できる仕事なのか分からない
特に未経験の求職者にとっては
「自分にできる仕事なのか」
が分からない状態では、応募につながりにくくなります。
4 難しく考えなくてもいい
4-1 専門用語を使ってはいけないわけではない
大切なのは、専門用語をすべてなくすことではありません。
必要な場面では、専門用語を使うこともあります。
ただ、そのままでは伝わりにくい場合がある、ということです。
4-2 言い換えるだけで伝わるようになる
例えば
「給排水工事」だけでなく
「水道工事(給排水工事)」
と書くだけでも、伝わり方は大きく変わります。
難しく考える必要はなく、
少し言い換えるだけで十分です。
ホームページは
会社の情報を正しく伝えるためのものです。
そのためには
相手が分かる言葉で書く
という視点が重要になります。
5 まとめ
5-1 伝わる言葉にするだけで変わる
ホームページの内容を大きく変えなくても、
使っている言葉を見直すだけで、伝わり方は変わります。
5-2 ホームページは説明する場所
ホームページは、見た目を整えるためのものではなく、
会社のことを説明するための場所です。
その中で、相手に伝わる言葉を選ぶことが大切になります。
ホームページについて
「どのように書けばいいのか分からない」
という声をいただくこともあります。
建設会社向けに、考え方を整理した内容もまとめていますので、
参考の一つとしてご覧いただければと思います。
(リンク)https://www.pluscad.jp/products/findhp/




