水道技術管理者は技術面の責任者として水道事業者に配置が義務づけられています。
主に自治体に配置されていますが、専用水道の業務委託などで民間企業への配置も増加傾向です。
水道技術管理者とは?
水道技術管理者とは、上水道や簡易水道・専用水道といった水道施設の施設基準や水質検査、浄水場などで従事する人の健康診断など水道の維持管理業務に携わる技術者です。
安全な飲み水を提供するため、水質や設備の衛生面に問題が見つかった場合には給水の緊急停止の判断を行うなど、安全面に関する責任もあるのが特徴です。
水道事業者は必ず水道技術管理者を選任しなければなりませんが、一定の条件を満たせば別の事業者に水道施設の管理を委託できます。
自治体で指定管理者制度の導入が進んでいる他、企業や大規模な住宅などで専用水道を設けることもあり、自治体以外で勤務する水道技術管理者も増加傾向です。
水道技術管理者の取得方法
水道技術管理者の資格を取得するには、高校の土木科を卒業後7年以上水道技術に関する実務経験を積むなどの条件を満たした上で、15日間の水道技術管理者資格取得講習会を受講する必要があります。
講習会の受講にあたっては、勤務先の上司からの推薦が必須です。
講習会では水道経営をはじめ水質管理や水道施設管理などの学科講習を受けた後、最終日に学科試験が行われます。
学科試験に合格後は指定された浄水場で15日間の実務研修を受けて、水道技術管理者として適格だと認められれば修了証書が交付されます。
水道技術管理者の資格を持っていれば転職や独立開業する際に有利でしょう。
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